人前で恥をかくことを、何よりも恐れていた私。必死に隠していたものはというと…
これは、ひみつのノートに書かれてある『誰かの心の声』の一部。
普段は、頑丈に鍵がかけられており、
誰ものぞき見ることができないと言う……。
それを、ここを訪れてくださった方にだけお見せしよう。
ひみつの日記帳を開くには、さぞドキドキすることだろう。
ノート、オープン。
私は人前で恥をかくことを、最も恐れている。
何よりも恐れているのだ。
何よりも、だ。
それは、命を失うこと以上に恐ろしいのだ。
人前で恥をかかないためなら、何だってやるかもしれない。
そんな私の心の内を、ここだけに記しておこう。
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