記憶のすり替え~心のコリを語る
記憶というのは感情の波に合わせて変わっていく。
だから、警察は何回も何回も事情聴取をする。
学校でも何か問題があったら、子供たちに事情を聴いて、変わらない内容だけをすくい上げて事実を確認していく。
そのときの感情で真実は変わっていくのだ。
今日、子どもと話していたら
「〇〇とは親友なんだー」というのを聞いてお兄ちゃんが
「仲が悪いって、嫌いって言ってたじゃん!」と。
(しつこく言っちゃダメだよ・・)と目くばせをする。
少し経ってから
「なんで言ったらいけないの?」と聞かれたので
「あなただって学級崩壊していて学校を毎週のように休んだ記憶ある?
もう無いでしょう。あのクラスは仲がよかったなーと言って話しているじゃない。そんなとき、私が、すごく仲が悪いクラスで保護者会も開いたりするくらい学級崩壊していたんよ、と伝えられても、今更だしね。
記憶が良い方に上書きされているならそのままが良いんだよ。わざわざ嫌な記憶を呼び起こさないほが無難なの」
記憶は自分の都合のいいように記憶される
都合の悪いことは思い出したくないのが人間である。だから、自分の都合の悪いことはあやふやで記憶する。大抵、誰かのせいにしているものなのだ。
「潜在意識が望んでいるように現実は現れる」という基本構造がそもそもあって、事実はそんなことないのに「責められたように受け取る」人もいれば、注意されているのに自分ではないように感じる人もいる。
つまり、事実をゆがめて受け取っている。
真実は受け取り手の感じ方ひとつで幾通りにもなるわけだから
潜在意識が望む受け取りをしていることになるのだ。
私は避けられている??
被害妄想が大きい人は、自分のメンタルの揺れに左右されて現実を受け止める。「私は話しかけられなかった」「無視されたのかも・・」「邪魔だったかな」「どうして私ばっかり・・・」と被害妄想ばかりが膨らんで、事実をきちんと受け止めることが出来なくなっている。
それ、本当にそうなのかな?
本当は違うんじゃない?
と考えを切り替える視点が大切なの。
そうは分かっていてもなかなか出来ないんだけどね!
なぜ、出来ないか。
それは、被害に遭っている状況に自分の身を置きたいから。そう潜在意識は願っているのです。
うそ!
そんなこと、願ってないもん!!
と言われそうなのですが、あなたの目の前に広がる現実は、あなたの奥底で願っていることが現実になるの。
傷付くことに慣れてしまうと、その世界から抜け出せなくなるよ。
傷付くことが怖くて逃げていたら、もっともっと追いかけてくるよ。
これも宇宙の法則だから
そこから抜け出すには
もし、潜在意識はそれを願っているとして、でも現実世界の自分はその世界を望んでいないとするならば・・・
自分の潜在意識で思っているであろう「被害的現実」を自分の意識から切り離し、これは私の望んでいる現実ではない、と一つ一つ箱の中にしまい込んでみて。自分の意識の外に追いやるの。平たく言えば「その思いを手放す」ということになるんだけど、そんな爽やかな感じでは決して手放せない。なんせ、その世界を潜在意識は求めているし、慣れてしまった世界だから。
イメージでいいからやってみてほしいな!
実は息子にも同じような話をしてみた♬
受験生の息子が計算のケアレスミスばかりして、かなり悩んでた。
三者面談で先生に「ケアレスミスしない対策はありますか?」と質問していたの。
帰りに本気で悩んでいたから息子に
「こんな誰でもわかる計算をミスするなんて。と思って、厳しくしようと思って頑張っているでしょう。だから最近、弟にも自分にも厳しくなる。そのゾーンにハマると、ますます計算ミスするよ。だから、ストイックにならずに、まずは弟に優しく接してみて。厳しく言いたくなると思うけど、あえて優しく、甘やかしてみて。それが出来るようになるころには、計算ミスしなくなるから」
「どうして弟に優しくすることが計算ミス改善と繋がるか、分かりやすく話してよー」と言われて2時間話しました(笑)
簡単に書くと
厳しくする感情を箱の中にしまい込み、自分の意識から遠ざけて、目の前の弟に優しくすると、優しさが伝播するから、自分のミスも寛容になる。寛容になると、力が入ってガチガチに身体が緩まり、本来の実力が発揮できるよ、とそんな感じ。
どうして繋がるか分からない人の方が多いかもしれないけど、ミクロとマクロは同じなの。フラクタル構造。そして、意識はどうしてそことここが繋がるの?と言う感じで繋がっていて、整体と同じなんだよ。
つまりね
凝っているところをほぐすのも大事だけど
その凝りの原因からほぐさないと、身体のコリは取れないのと一緒なの。
心のコリは、自分では気か付かないところをほぐさないと
解決できないのです。