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問題に焦点を当てると増える ~問題思考と解決思考~

「何が原因だろう」
この考え方は、よく用いられます。仕事や個人の問題などで当たり前に使われている思考です。

特に日本人は問題が発生した時には、原因追求し、問題の箇所を改善する意識が強い民族らしいです。家でも旦那や子供たちに悪いところを指摘し、直させようとしたりしませんか?

「なんでこうなったの?」
「どうして?」
と問題を解決しようと強く思えば思うほど徹底的に問題の原因を追求しようとしてしまう。そうなるとドツボにはまります。
人間関係の問題は、分析をしていくと「誰が悪い」と犯人捜しになってしまうことが多いからです。人間は「あなたが悪い」とされると反発心が生まれ、素直に受け入れられないばかりか、時には責任転嫁をしてしまう。自分で「私が悪かった」と気がついてもそれを受け入れることが難しく、これまた責任転嫁をしてしまう。そうなると更に問題は解決するどころかこじれてしまうことになりかねません。

問題そのものや原因ばかりに目を向けたり、会話をしてしまう状態に。
「なんで、こんなこと起こったの?」「ムカツク」「ダメだ」。
その結果、自分に怒りが起ったり、相手の元気を損なったり、その場しのぎになってしまったりする。

「解決=問題が起こった原因の追究」
というこの公式から別の公式に変えないと解決できません。


ソリューションフォーカス

運変えセッションに来るクライアントの多くの人が「問題の原因の解決」に来ます。でも「原因」は極力探しません。

問題を深く分析するかわりに、
「あなたはどうしたいですか?」
「今後どうなりたいですか」
と質問して「どうなりたいか」「何を手に入れたいか」というイメージを明確にし、悪いところではなくいいところを見ていきます。その進みたい方向への道順と必要なアイテムをお伝えするのが「運を変えられるとしたら」の潜在意識カウンセリング&コーチングなのです。

ソリューション・フォーカスト・アプローチ(Solution Focused Approach)」とは、心理療法の一つで、問題や原因にフォーカスするのではなく、本人がすでに持ち合わせている能力や資質といったリソースに焦点を当て、改善を図る考え方です。

Wikipedia

3つの基本哲学

ソリューションフォーカスには3つの基本哲学があります。問題にとらわれているときは、この3つの基本哲学を確認してください。

①うまくいっているのなら、変えようとするな。
②もし一度やって、うまくいったのなら、またそれをすること。
③もしうまくいっていないのであれば、違うことをしよう。

①②のポイントは
上手くいっていることを探すこと。「良いところ」探しをあきらめないこと。無いと言われてもあきらめず、無いと思っても有るはずだと追究すること。
ここで課題が浮上してくるのです。「自分に自信がない」ってやつ。自信がないから探せない。見つかったとしても良い点だと思えない。人と比較して自分はダメだと思ってしまう。そこを見たくないから原因追究に力を注ぎ一生懸命がんばるのです。

原因追及に力を注いでも、無駄にエネルギー捨ててしまうことに。

③は、原因追及するより、上手くいかないなら違う方法に方向転換した方が早いです。方向転換が出来る人はそれでいいのだけれど、大抵の人はそんな簡単には出来ない。ここで課題が浮上してきます。それは、方向転換がなぜか出来ない。そしてどこに向かって方向転換すればよい方向になるのかが基本分からないという課題が浮上してきます。

普通のカウンセリングと潜在意識カウンセリングの違い

ソリューションフォーカスはアメリカで生まれた心理療法で、主にビジネスシーンで使われています。部下がうまく仕事が出来ないときや失敗したときなど上司がどのように導くか、その手法で有名です。

先ほど書きましたように、深層心理からくる不安感や自己卑下はなかなか消えません。それは、潜在意識のなかにある感情だからです。根本的に人生を変えたいのであれば、ここにアクセスする必要があります。

人間の行動には理由があります。
意味がない行動だとしても必ず理由があります。その理由が人は大切なのです。大切だから手放すことが出来ません。

不安感は、自分の身を守るためにあります。過去に傷付いた経験があるから自分を守るために不安が教えてくれます。でも過剰は不安感は自分の成長を止めてしまいます。それは乗り越えろの合図なのです。

深い深い心の傷にアクセスするのが潜在意識カウンセリングです。

問題思考と解決思考

問題思考は問題の原因ばかりを追究します。問題を追及しても、人間は感情の生き物なので愚痴が多くなり人を傷つけていきます。そして問題を増やし解決しなくてはいけないことをどんどん増やしていきます。やっている本人は「解決のため」と思っているので、問題の原因の追究をやめることが出来ません。結果的に「問題が解決していない」ことに目を向けられればいいのですが...。それもなかなか難しいでしょう。

ここで、解決思考の人は行動が違います。
原因を追究しても解決できていない点に着目するため、追究することを止めるでしょう。そして止めようとみんなに提案するはずです。良い点悪い点を挙げ、良いところはそのままに、悪い点がどうしたら良くなるのか、解決方法について話し合います。解決思考とは未来志向なのです。

原因を追究することも必要でしょう。
それが有効な場面は、製品やシステムの不具合のときです。人間関係や人生の問題に原因追及をやりすぎてはうまくいきません。
解決策を探すことを身につけたら、未来は明るくなります。
解決策は未来を作ります。

思考を過去ばかりではなく未来へ向けてみませんか。
そしてそれには「今」がどうあるのか、それが一番大切なのです。


潜在意識カウンセリング
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laki137
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