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「誰かが行くから」の罠:リンゲルマン効果と選挙
東京都知事選挙が終わりました。
やはり結果は思ったとおりになりました。
変化を伴うことをやはりどこかで拒んでいる人がいるということでしょうか……
また、今回の選挙というのはその公平さというものが欠けている様にも思えてくるのですが気のせいではないでしょう……
さて、そういうことは置いておきましょう
SNSを見ていた時にとある一文を見てこういう事を言う人って多いけどどういう心理なのでしょうねと言われたので書いてみようと思います。
その一言とは……
「わたしがいかなくても、誰かが選挙に行っているのだから」
こういうことを言う人がいます。
このような状態の心理を心理学では「リンゲルマン効果」といいます。
リンゲルマン効果とは、集団のサイズが大きくなるほど個人のパフォーマンスが低下する現象のことを指します。選挙の場合、有権者の数が膨大であるため、「自分一人が投票に行かなくても、他の多くの人が投票するだろうから結果は変わらないだろう」と考え、投票を控えてしまう心理が働くことがあります。
今回の都知事選の投票率は60.2%でした。
ここ数年では高い投票率と言われていますが、それでも4割の人はその権利を放棄しているのです。どうせ変わらないから、自分くらいはとそういう気持ちでいるとこのように投票率の低下の原因を招くというのも言い過ぎではありません。
次は国政選挙がありますから、この教訓を活かして……
また、このリンゲルマン効果は同じようにあてはまる事例は仕事やプライベートでもありますからよく観察し、その避け方などを考えてみてください