シール沼からの"シール私事"まとめ
"シール私事"を始めて"色々思うところ"があったので、戒めと備忘録がてらまとめておこうと思いました。
文字数多い(約6,000)記事です。
カルトナージュ、コラージュ、スクラップブック、ジャーナルなどなど、呼び名は様々ありますが当記事では"シール私事"で統一します。
さも当然のように"シール私事"と書いていますが、この記事の為に作った造語です。
始めたきっかけ
幼少期のチョットしたネガティブめの思い出を「ノートにシールを貼りたくる」というクリエイティブなエンターテイメントで成仏させました。
目標は「PCに隙間なくステッカーを貼るアレ」。
作成後、
「子供の頃から集めたシールが沢山あるなあ」
「むしろ大人になってから買ったシールも沢山あるなあ」
→「今後はバンバン消費しよう!」と決意しました。
この時点では「使い切る」つもりであり、よもや沼って買い足すなんて…
…まあ、そうなるだろうなとは思ってました。
だって、文房具はドンドン進化するし魅力的で可愛くなるもの。
これまで作ったもの
①初めての"シール私事"
A5ノート。
でも、表裏の両面貼ったので実質A4。小さいシールで必死に埋めた。が、まだスカスカ。
②紙箱に貼りたくてやってみた。
厚紙に貼っているのでカルトナージュだと言い張る。
持ってるシールを使い切るために始めたのに、新しい素材買っちゃってる。
作ってすぐ人にあげてしまったのでなんだか見慣れない笑
③シール収納箱にシールを貼る。
これもカルトナージュと言い張る。
サイズは29cm×24cm×5cmくらい。A4よりチョット大きいです。
箱が大きいので自作のタロットシールを投入。また増えた。
沢山貼れて楽しかったなあ。
シール使う度に登場する箱なので見て触ってニヤニヤしています。
シールで補強された分、箱が頑丈になったのも嬉しい副産物。
note上では更新の間隔が開いていますが、実際に"作成"をしたのは、実は"シール私事"を初めてから3.4日の間の事でした。
この記事を書いている今、だいぶ昔のことのように感じます。
Instagramで市場調査
"近年「コラージュ」というものが流行っているらしい。"と気づきます。
シールを消耗する上で参考になるかもと市場調査。
スクラップブックやコラージュをInstagramで検索すると出るわ出るわ。
頻繁に使用されているシールは以下。
●花
●蝶々
●人物
●額縁、フレーム
●デザインペーパー
●テキスト
①デザインペーパーや額縁(フレーム)で背景(下地)を作り、
②花や蝶々で飾る
③人物(アイキャッチャー)を配置して
④最後に人物の上にも花やテキストなどを被せて整える
こんな感じ。
沢山素材を消耗できそうです。
アートボード(作業領域)の大きさ
結論:小さい範囲より始めよ。
具体的にいうとA6程度。
理由:作業領域に対してシールが小さいとデザインがなかなか大変。
大きいシールを持っていないのなら、小さい作業領域から始める方が理に適っている。
もともと"手帳に貼るような小さいシール"を大量に持っていました。
一般的によく売られているサイズだからこういう人多いと思うんですよね。
しかしですね。
小さいシールでA5の見開き(実質A4)や、箱なんかを埋めようとすると
それはそれは大変な事。
全然埋まらないし、細かい素材だけではデザインも決まらない。
※あくまで私が持っている素材の範囲内ですが。
だから、つい買い足しちゃう。
でも、これじゃあいつまで経ってもシールを消費できないよね。
小さい素材を活かせる"場"ってなったら、作業領域 "も" 小さくすること。
所持ノートの中で一番小さかったのがA6で、これで試してみたところようやくサイズ感がシックリくるようになりました。
↓これはB6のノートですが、手帳用のちっっっっちゃいお犬様シールで埋め尽くしました。(画面左側をボカしている理由は後述します。)
いやあ、画面をまとめるのも埋めるのも大変だった。でも結果的には可愛く仕上がって満足しています。
シールの大きさ
結論:アイキャッチとして10〜15cm程度の大きい素材があるとデザインがキメやすい。
作業領域に対してシールが小さいと画面を埋めるのが大変。
やはりアイキャッチとして大きな素材が欲しいところ。
★直前に書いていることと真逆のことを書いている自覚はあります。
ええ、だってA6だろうとB6だろうと、やっぱり"センター張れる子"は欲しくなっちゃうもの!!!
どうしたら格好がつくかなと、Instagramで様々な動画を見てみました。
圧倒的に多かったのは、やはり人物の素材。
小さくとも縦8cm、大きいと縦15cm〜位の人物シールです。
コレは確かに目を引くし、デザインがキマりやすいです。
ネットショップにも大変可愛い女の子やイケメンさんのシールが沢山ありました。
が、「自分で使いたいか?」というとチョット違う気がしました。
市販されている"人物シールを使いたいと思わない理由"については、まだ自分の中で分析中です。
「買いたくない」ではなくて「使いたくない」のです。めっちゃ可愛い!!とは思っているのに。なんでなんだろう?
"センター張れる子"を所持していない、でも使いたい場合、
どうしたものかな?と思い、試してみて良かったのは
①カレンダーのお犬様
この画像は100均で購入した2023年のカレンダーです。
12月のカレンダーを外したときにピーンと降りてきました。
コレ、使おう。と。
毎月思っていました。「この可愛いお犬様達を捨てるの忍びないなあ」と。
一時的にとっておくのですが、結局、泣く泣く処分してきました。
コレからは活かせるじゃないか。
そもそも、「コラージュ」とか「スクラップブック」ってこういう事から始まったのではないかと思うんですよ。雑誌とかチラシの中から気に入った画像を切り取って集めて貼り合わせる。
ただし、これらの画像にも「著作権」がありますので、趣味の範囲にとどめ使用には礼節と敬意と著作者に対するリスペクトを持つように心がけています。
②パブリックドメインの素材
パブリックドメインの画像を印刷してコラージュに配置してみました。
自分で印刷するので大きさがある程度自由なのも有り難い。
"センター張れる子"の大きさが違うと、デザインの決まり方も変わってきます。
"センター張れる子"が大きい方が、デザイン的には正直楽。
上記は、タロットのフール君をお犬様まみれにしてみたもの。
あと、やっぱりアイキャッチャーが小さいとデザインがキマりにくく、画面を埋めるのに苦労があるある。見返すと「余計なことしてるなぁ…」と思いますね。
フールくんを大きくするだけで、構図がキマり易くなる魔法。
やはり大きなアイキャッチャーは欲しくなる。でも、こんなに大きなシールとか素材ってなかなか無いよねー…。
上記は、大きい素材を試してみたくて、
パブリックドメインの画像を印刷してみたけれど、
毎回々々、印刷→切取り→糊付け→印刷→切取り→糊付け…なんてやってられない。
だって、それだったらもうPhotoShop内で完結したらいいもん。(言っちゃダメなヤツ)
やはりカレンダーのお犬様を使うのが最強か。
シールの素材とタイプ
結論:白フチが目立たないもの、素材が透けないものが使いやすい。
◆紙タイプ
:透けない。耐水性の有/無。紙特有のサラサラガサガサorだったりコート紙のようなツルツルだったり様々。
下が透けないのでドンドン上書きしていける。剥がれにくいものが多い。
透けない為「白フチ」が邪魔になることもある。
◆マスキングテープタイプ
:半透明、色合いが柔らかく可愛い印象、貼り直しがしやすい。
半透明な為、白フチがあっても馴染んで目立ちにくい。(目立つことももちろんある)
同時に下地の色を拾う為濃い色の上に貼ると図柄が見えにくくなる。
図柄を活かしたい場合は色の薄い下地に貼るか、白い紙に貼ってからアートボードにノリで貼るなどの工夫が必要。
◆OPP(クリアテープ)タイプ
:透明なテープの上に図柄が印字されている。フチがあっても透明なので邪魔にならない。図柄は透けるものと透けないものがある。
白フチは有りか、無しか?
下地がどんなに派手派手でもごちゃごちゃでも、白フチのおかげで「そのシール」は目立つので助かります。
が、色々貼ってみた結果、邪魔だなーと感じることの方が多いです。白フチばかり目立ってしまう。
白フチをわざわざ切り取ることもあります。
シールを買う時のマイルール
Instagramを見ていて思ったのは、
・結局「素材もってるもん勝ち」じゃない?
・「素敵にコラージュできるのは、大量の素材をもっていてがあって惜しげもなく使えるからだ!!』
…なんて思うのは悔しいじゃん?ということでした。
シールを買い漁っている時に、ふと「焦り」のようなモノを感じていないか?と思ったのです。
焦りによって不必要なものも買っていないか?と。
その根源は上記のような感情なのではないだうかと。
そんな理由で不要なものまで買って、モノが増えるのは悔しいじゃん。
それでも"シール私事"している以上、新しい素材を目にする機会は増え、欲しいものは際限なく増えていきます。
だからルールを作る。
◆キュンときたら買う
└それは "運命の出会い" で "恋" で "好き" なのだから買います。
◆「コラージュに活かせるかもしれない」という気持ちでは買わない。
└「あると便利カモ?」だったら買わない。それは「理由をつけて無理」しているだけです。
既に大量のシールがあり、それを消費するために始めた"シール私事"です。「増やしてどうする」と常に戒めています。
が、文房具は日進月歩。どんどん可愛いものが生まれます。
物凄く好みで素敵なシールに出会ったら、買います。
だって、ロットが尽きたら再販されない時代ですもの。欲しいときに買っておく。
そして、もったいぶらず使う。消費していく。死ぬまでには使い切るつもりで。
…よし。
これくらい書いておけば、今後血迷った時に正気に戻れるでしょう。
固まってきた、自分のカタチ
A6の小さなスクラップブックは埋め尽く完了したので、
現在はB6のノートでシールを消費するようにしているのですが、既に2冊埋め尽くしてしまいました。
私は制作をする時は、ノートを使う時「片ページしか使わない」タイプなのです。
(日記とかなら両ページ使いますけども)
が、紙の薄さ故にシールの重さで"へなん"となってしまうのが気になるようになりました。
しかし、見開き両面に"コラージュ"があるのは「なんかイヤ」なのです。
こればっかりは私個人の感覚なので変えようがない。
考えた結果。「コラージュの裏面に紙でも貼るか…」となりました。
「コラージュの裏面」は「次のページの表面」でもあるので、このような形に。
1)右ページのコラージュを先に作って、
2)左ページ(前作の裏面)に色味を合わせた紙やマステを貼る。
(逆に左ページ先行の時もある)
ただ補強するだけでは面白くないので「額縁っぽく」あしらうようにしました。
理由は私がただただ「額縁好き」だから。額縁フェチと言っても過言でない。
B6ノートの縦(18.2cm)に対して、デザインペーパーが15cmなので
"縦が足りない"という点を補っていたらこうなったというのもあります。
シールも沢山ありましたが、折り紙(千代紙)もあきれるほど大量に出てきました。使わないよりは飾ろうと思って、消費しています。
和紙を貼ると、本当に紙が頑丈になる。和紙ってほんと凄いと思う。
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