#1.ゆるく生きられない女
かつての私は真面目で、しっかりもので、優等生で、完璧主義で、仕事人間で、甘えられなくて、目標を追い続けて、息苦しい張り詰めた人生を送る人間だった。
総じて、よく頑張っていた
というか、よく頑張る私が正義というか。その生き方しかできなかった。
ゆるく生きるだなんて、何甘えてんだコノヤローみたいな。きっと20代の私に”ゆるく”だなんて言ったら本当、ぶちぎれられそう。
そんなゆるく生きられない女だった私も、沢山の経験を積んで、今はいたって自然体に生きられるようになった。
信頼できるカウンセラーに出会い、どんどんと自分のありのままの自分が復活してきた。
今まで様々な自己啓発本とか、心理学の本とか、自己肯定感を上げる本や恋愛の指南書、本当なん十冊と読んで実践してみたけど、正直どれも偽善に聞こえて腹落ちしていなかった。
自分を大切にしましょう、感謝を持ちましょう、ありのままの私を受け入れましょう、自分の心のコップを満たしましょう、自律しましょう、
どれも分かる様で、分からない。
目にする言葉はどれも「そうだよな~」って思うんだけども。分からなかった。
自分と向き合うのはとてもしんどい。
自分の過去や、自分自信の事を知ることって、本当に体力が必要。相当な覚悟や転機が無いと乗り越えられないのではないかとも思っている。
ただ、このしんどいのを1度乗り越えるだけで、人生の見え方が180度かわる。
180度かは知らんけど、とにかくがらっと、日々目に映るもの、聞くもの、誰かを話す時も一人でいる時も。全く違う満ちた世界になる。
そんな自然体で生きられる人が少しでも増えたら良いなと思っている。
ゆるく生きられない女へ。
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