転職を31回した私が天職だと感じた仕事は…
はじめに
日本では1つの場所で長らく続けることを美徳とする風潮があります。
その視点でみると、私のように転職を31回もした人は「変な人」であり「ダメな人」に分類されるかもしれません。
そんな私が「天職」だと感じた仕事について書いていこうと思います。
主な職歴
まずは、私のこれまでの経歴をざっとご紹介。
学校職員、塾スタッフ、不動産販売、ブライダル会社、家事代行サービス店経営、ブロガー、SEOライター、シナリオライター、保育士、スクール運営、ワークショップ講師、出版社、事業立ち上げコンサルティング、管理職、キャリア教育、法人代表、複業ライター (3ヶ月未満のお仕事は端折っています)
どのお仕事でも、共通して必要だと感じたのは「書く力」
プレゼン資料や案内文、チラシその他各種書類。
どのジャンルのお仕事でも「書くこと」は求められます。
最近は、社内報告などPC入力に切り替わりつつありますが、文章を組み立て考えて記入することは、手書きも入力も変わりませんよね。
幼少時代に書いたもの
子どもの頃から、文章を書くことは好きでした。
幼稚園〜中学校は、かわいい用紙や便箋にお手紙を書いてお友達とやりとりしていました。
学校の作文も得意な方で、友達に頼まれて感想文や小論文の手直しをすることも。
書くことだけでなく、読むことも好きでした。
幸い自宅や親戚の家にはたくさんの蔵書があって、読書が好きだった私は、暇があれば本を読んでいました。
図書館の本もあらかた読んでしまい、辞典を読むような変わった子でしたね。
社説を書写
学生時代、日課のひとつに「新聞の社説を書写」するというものがありました。
時事ネタが専門家の視点でまとめられている社説は、文章のまとめ方の練習になると母に言われ、毎日2B鉛筆で手が真っ黒になるまで書き写しました。
たくさんの社説を書写したおかげで、今でも要約文は得意です。
プレゼンのシナリオで大賞受賞
元夫②が、某プレゼンテーションの大会に出場することになり、そのシナリオを私が担当することに。
そのプレゼン大会は独特で、事業計画書など自分の事業部分のアピールだけではなく、自分の想いや「夢」を表現して共感を得ることが求められていました。
●プレゼン大会の大まかな構成
「こうなりたい」という未来の姿を描く
過去の自分の体験を踏まえ「どうしてそれをやろうと思ったのか」を語る
なりたい未来の姿に向かって「今何をしているのか?」を伝える
再び未来に戻り、夢が叶って自分と周りが幸せになった姿を描く
上記の内容を、12歳の子が読んでも意味がわかるレベルに噛み砕いて書くことが求められ、しかもストーリーだけで感動と共感を得るように…私にとってかなりの難題でした。
シナリオの参考にしたいと、これまでのプレゼン大会の様子をDVDやYouTubeで拝見しましたが、過去の部分で「身近な人の死」を表現している方が多いと感じました。
私は安易に「死」を使わずに、苦労や哀しみ等を表現しようと工夫しました。
何度もシナリオを書き直し、伝わりにくいところがないか繰り返し確認、ブラッシュアップして…
自分で書いた文章に感動して泣いたのは、そのシナリオが初めてでした。
ようやく書き上げたシナリオを、プレゼン仲間で集まり発表しあった日。
夫がシナリオを読み終えた後、室内がシーンとなったので「おもしろくなかったかな…?」と恐る恐る仲間の方を見てみると、みんな目頭をおさえて号泣。
そのシナリオで臨んだプレゼン大会。
大勢の人が見守る中、堂々と発表した元夫②は…
数万人の応募者の中から見事勝ち抜き、共感大賞を受賞して一気に人脈が増えたのでした。
大賞が発表され、耳をつんざくような拍手をいただいた瞬間、私は「書くことが天職」なのだと感じました。
その後、紆余曲折があり、その夫とは離婚することになったのですが、それはまた別のお話。
私の天職・複業ライターについて
たくさんの職種を経験した私が最終的に選んだのは「複業ライター」です。
企業や個人の方からご依頼を受け、ブログやメルマガの記事代行、商品名やキャッチコピーにポートフォリオ作成など、さまざまな文章を書いています。
ライティングのお仕事は、自宅でもカフェでも海辺でも、PCがあればお仕事できるし、子どもの行事に合わせて納品の予定調整もしやすいし。
冠婚葬祭や突発的な物入りの際は、ライター以外の仕事=出張保育や相談業、イベントのサポートなど=をプラスして行えばいいので、気ままに働ける複業ライターは、私にとって天職です。
最後に
一般的には、安定した会社の正社員が良いと思われがちですが、必ずしも全員にとっての正解ではないと考えています。
フリーランスの働き方は不安やリスクも少なからずありますが、時間や人間関係のしがらみに縛られず、自由に働くスタイルを好む方にはオススメです。
私の場合は「書くことが天職」でしたが、この記事を読んでいただいた皆さんも、自分の強みや得意を生かした「天職」に気づき、楽しくお仕事できますように。