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「イタリア20州をワインと料理で巡る-トスカーナ編」&ジビエの会

ジビエの会 平戸産イノシシ

イタリア中部に位置するトスカーナ州。フィレンツェやピサの斜塔と言えば、だれでもイメージがわくでしょう。
16世紀にメディチ家のカトリーヌ嬢がフランスにお嫁に行ったときに料理人やキャトラリーなど様々なものを持って行ったようにフランス料理の土台となった場所でもあります。
イタリアでポピュラーな品種サンジョベーゼの銘醸地でキャンティが有名。昔は藁で包んだフィアスコボトルに入ったキャンティが世界的に有名で安ワインのイメージもあったけれど、1996年には単独でDOCGを名乗れ
サンジョベーゼ100%がOKになるようになり、2005年には白ワインの混醸が禁止になる。1970年頃からボルドーのようなワインをボルゲリ地方で作られイタリアワインの歴史を変えることにもなる。スーパータスカンとして、サッシカイア、オルネッライア、グラッタマッコが有名。
ヴィン・サントとして琥珀色の甘口ワインもあります。カントゥッチをひたして食べたりします。

今回用意したのは4種のワイン。

●キャンティクラッシコ 
●ヴェルナッチャ ディ サン ジミニャーノ
赤ワインのイメージが強いトスカーナだけれど、唯一のDOCGがある白ワイン。トスカーナの白の女王と呼ばれる。世界遺産で塔の街。
●ボルゲリ
●ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
サンジョベーゼの変異のブルネッロ種からでき、しっかりとしてしなやかで複雑な味わい

フィレンツェに行ったときに感じたのは塩味が強い。シェフもわたしも、飲食店しているから味は強めだと思うけれど、ソーセージなどは食べれないくらい辛かった記憶がある。昔、オリーブや豆などの農業地帯でもあり労働者がたくさんいて、赤ワインと一緒にたくさん食べたり、塩なしパン(昔は塩が貴重)なので料理に塩分が強くなる傾向だったそう。
代表的なお料理はビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ。レバーペーストやハム、サラミ、生ハムなどが乗ったantipasti toscaani。ランプレドット、オッソブッコ、ペポーゾ、チンクエ・エ・チンクエ、トスカーナ風揚げパン コッコリ、コロンナータ産ラルド、パスタと白インゲン豆のスープ、ピチ、などなど・・・・。豆料理やイノシシのシチュー、鹿やうさぎなども食べます。

うどんみたいなピチも有名。

今回はジビエの会ということもあり、赤にぴったりのお料理は提供しました。

Antipast レバーペースト

サラミ コテキーノ モルタデッラも
プラスして

Primo piatto
馬のラグーのピチ

Secondo Piatto
ウサギのグラッパ風味

ハトのペヴェラータソース

骨付きだったから、みなさん静かでした
カニ現象笑
イノシシ

イノシシのマルサラ酒風味

Dolce ズコット


アングレーズソースと共に

コーヒー

ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。

次回は6月1日(日) テーマはラツィオです。
募集:ワイン初心者さん講座「イタリア20州をワインと料理で巡る-ラツィオ 編」受講者募集|尾関由美


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