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自分の好きな物を書きたかったのに気付いたら全てがチャイティー

暇つぶしや寄り道感覚、もしくは道端のタンポポの綿毛をフゥーッてするくらいの気持ちで読んでほしい

ていうか結果的に、ほんと全然その、インドカレーの写真はあんまり関係ないです

いや、インドカレーは好きですお気に入りの店もあるし大好きですけど記事のメインはインドカレーでは無いです

しかしこれからインドカレーの何が好きかを語るみたいだな、うーん
ごめんなさいインドカレーはメインじゃないです
何に対してのごめんなさいなんだ

_人人人人人人_
> これが好き <
 ̄YYYYYY ̄

・インドカレー屋さん

インドカレーのお店って入った瞬間から魅力の圧がウェルカムしてきますよね
私の好きな店は入ってすぐ目の前にスパイスやら何やらをデデドンッと置いているので毎度たまらんです
そしてそこで買うアッサムCTCがバッカみたいに美味い安い、それでチャイティーを家で作った日には感動してあんまり外で売られてるのを買わなくなった

インドカレーの話をしろって?バカでけ〜テンション上がるナンの話をしろって?ナンの話が聞きたいと?
ごめんインドカレー屋のアッサムティーで自作したチャイティーがマジで美味いって話です

・チャイティー

実はチャイティーの自作を1ヶ月以上は試行錯誤した、本当はこういう話こそ別記事にするべきはずなのに何故か私はそれが出来ない

戻る、私はひたすらチャイと向き合った
初めて作ったチャイはネットのレシピを参考にしたのだけど個人的に好みではなかった

どうしても究極の自己満チャイを作りたい、そんな思いからアッサムCTCの濃さと親和性の高い牛乳探しから始まってしまった

・地獄の自作チャイシロップ作り開始、牛乳編

とにかく牛乳って銘柄によってはそれなりにお高いですよね
牛乳は好きだけどお腹的事情でどう足掻いてもダメっぽいので、料理やドリンクが絡まないとなかなか買う機会がない

脱線、チャイに合う牛乳は割とすぐ見つかった
地元牛乳の濃いめの低温殺菌100%生乳が相性良かった
やっぱりドリンクやデザートを作る時に低脂肪と無脂肪はご法度なのかなぁ、大事だなぁ牛乳選び

・地獄のチャイ作り、スパイス編①

これがとにかく苦労でしかなかった
私は一番最初にオーソドックスな
・カルダモン
・クローブ
・シナモン皮
・生姜
・ホールブラックペッパー

これらを用意した
スターアニスを入れるレシピも何個かあったけど、チャイとなると何故かあまり好きではなかった
料理や他に使うなら好きではある

もう一つ予想外があって、私はシナモン皮と生の生姜の渋み?エグみ?が好きじゃないっぽい
ていうか別に普段からデザートとかドリンクとか作らないし原因はよく分からなかった
本当によく分からないけど困った

でもチューブ生姜って全っっっっっっっ然風味が違うじゃないですか?
シナモンを枝にしても同じ気がするじゃないですか?
ぶっちゃけスパイスも、沢山の種類試そうとしたらバカみたいに高くついちゃうので合わなかった時が最悪だと思いませんか
なので、1回諦めモードに入ってふっっっつーーーーーーーーのアッサムティー飲んでた

けどやっぱりここで諦めるのは流石に早すぎる
と、チャイ実験にまた渋々足を沈める

悩みに悩んでレシピ漁りをしていると、生姜とシナモンをパウダー代用している方に辿り着く

これだろ!!!!!!!!!!!!!!

これで行こうと決意してからは、恐ろしく早い手刀を見逃さないような意思でスーパーへ行って2パウダーを購入

ほんで、レシピ通りに作る

はぁ、何か粉っぽ
やめだやめだやめだやめだこんなんやめだ
甘かったんだ…判断が…

そこで私は天才的に閃いた
神は言っている、レシピから変えてしまえと

そうか自分でレシピ生めって事かなるほど

粉っぽい所の改善と、チャイティーの概念をブチ壊してしまおうなどと考える

・地獄のチャイ作り、スパイス編②

ていうか最悪だ
自作チャイを作る為にレシピを考えるって
頭おかしくなっちゃうだろ

でもそんな事を考えていたらインドカレー屋のうめーアッサムでチャイ飲めないじゃんか

飲みたいじゃん…最高の俺のチャイ…ってやつ

とりあえず粉っぽさを極力消す事に専念しました
パウダー状と言っても牛乳という液体に対して軽く、空気も含み、繊維を微細にしたものでしかないので解釈として溶けるは難しいと私は思った(実際何がどうかは分からん)

じゃあ残す事をやめるしかない、シナモンとジンジャーのパウダーからエキスと風味がチャイに浸透すればいいのだ!

そこですり鉢を用意する、やるぞ

徹底的に2つのパウダーをこれでもかとゴリゴリ、ゴリる
本当は少量ずつ熱湯を加えながら練った方が良いのかもしれないと考えたけど練れるだけの粘度や量がないのでゴリるだけ
上記のものをお茶パックに詰めたら少量(?)の水を沸騰させた鍋に放り投げる
しばらく煮た後パックを取り出し砂糖を加え、水分を飛ばしてシロップ状にする
大体それでおk
もう完全に手探りだ、全ての分量など知りやしない

朗報だ、これで粉っぽさは解消した!!!!!やった!!!!!!粉に勝った!!!!!!!スゲーーーーー!!!!!!!って本当に心から思った

全てを終えて後から気付いてしまったけど煮詰めたスパイス諸々、最後にはどの道濾すんだからゴリゴリの工程マジで無意味だったのでは?と今でも謎に包まれている
でも粉っぽさは消えたしよく分からないのでヨシとする

・地獄のチャイ作り、スパイス編③

で、やっぱり1から作るとなればスパイスのバランスも避けて通れなくなっちゃったってワケ

ほんと終わってるよね

スパイスの種類がそれなりにあるから、何を中心にして何で纏まりを作れば好みになるか知らないといけないじゃないですか
《ぼくのかんがえたさいきょうのちゃいてぃー》ですしね、自分好みにしないと今やってる努力が無駄になる

私はコンセプトを〝ビターでドライ〟にした

主役はミルクティー
そのミルクティーの装飾をブラックペッパーとジンジャーとクローブにしようと決めた

・ブラックペッパー3
・クローブ3
・ジンジャー2
・カルダモン1
・シナモン1
(粒の個数ではないよ)

色々試してザックリこのくらいの割合でドンピシャの好みになった
が、ドンピシャなのに何か…何かが…何かがどうしても必要な気がして仕方なくてしばらくモヤモヤが晴れなかった

私は考える

私はしばらく考え続けた

ドライとは、ビターとは
渋みやエグみで作るものではなく

もしかしたら若干の苦味と、ミルクティーや牛乳とは別種類のコクが必要なのでは?

また頭を抱えてしばらくやめ期に突入した

・地獄のチャイ作り、最終章
〜世界の中心でチャイを叫んだけもの〜

私はやっぱり無能だな、初めから世に出ているレシピがあるじゃないか
どうして無知な自分がそんな事する必要なんてあったんだ
言ってたじゃないかミサトさんも普通にレシピ通りでいいのよって
父さんも言ってたじゃないかエヴァに乗らないなら店でチャイ飲めって
アスカもそうだ、スタバがあるのにアンタバカァ?って
綾波ですらも流石に一からレシピはよく分からないの…って遠回しにさぁ、言ってたじゃん

でも私は諦めなかった

諦めてはいけなかった、あるのだ
私にも意地ってものが

そしてふとした時に私は何かが降りた
革命的な何かが

砂糖を黒糖に替えて焦がせ!

つまり、様々な材料の風味を潰したり邪魔する事なくほんの少しの苦味とコクを生み出す上にシナジーまで働く!
黒糖がうってつけだろ!?

(ここで、本来はもう一つの材料候補にヒハツコショウという選択があった
んまぁそれは諸事情で断念した
良い胡椒なので見ている人で気になったら調べて欲しい)

ここで自作編②の工程を変更

私は黒糖にちょっとした執念がある
使うのは板状にカットされた白みがかった黒糖ではなく、不揃いかち割りホロホロ系の色濃い黒糖だ
後者の黒糖はほんとに優秀で、ドリンク・煮物・スイーツどれに入れてもサッと溶けて旨味と味の深さを段違いに引き上げてくれるチートアイテムだ

よく分からないので上手く言えないけど、甘くしたいものに入れると何故か理想的な甘さになり
甘くしたくないなぁってものに入れると何故か理想的に甘くない
不思議だよ、黒糖ってヤツは...さ

割愛
自作編②の、パックを取り出しシロップ状にする段階で砂糖から黒糖にCHANGE
それを焦がしカラメル状にする

これで最低限の下地が出来上がった
ここからはようやく、至って普通のチャイシロップ作りだ

あとは簡単ッ!この世にあるレシピ通り全て煮詰めるだけッ!

苦労と苦悩は全て想像・創造の為にあるのだ
例えそれが無駄な行いだとしても...
でけた!!!!!!!!!

・地獄のチャイ作り、終演

出来上がったチャイシロップを見るとまぁ真っ黒
これが私の生きた証か、黒より真っ黒だな
チャイシロップを作ると家の中がとんでもない匂いになるのはもう慣れた、私はあえてこれを現地の香りって呼んでる

でさ、納得いく完成のチャイティーをようやく自分で飲むんだけどさ...感想とか書くの得意じゃないから一言で言うと〝店で出して良くない!?〟でした
あんまりにも美味すぎる
それ以外の言葉が本当に出なかったんだぜ
そりゃそうか、だって血と汗と涙と時間と摩耗した脳の結晶を飲んでるんだもんな
私、頑張ったよな...?もう楽になっていいんだよな...?

その後、クラフトコーラ地獄へ行きます
更にその後、スイーツ地獄へ行きます
この一連の流れは夏の出来事です
そして今もまだゼリー作りの改良は続いています

今にして思えば充分記事に出来る内容なので全て撮影するべきだったと後悔してます
イマサラタウンですが、つくづく私はブログ系に向いてません

でも取り柄がないので、そんな事を意識せず自由に楽しむ時の自分だけは素敵やなって思います
はい、クソ長文は疲れたので終わりますね

とんでもなくガバガバレシピだけど作ってやるぜという猛者が居たら作ってみてね、奇跡的に作れた人は感想教えてねじゃあね

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