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アルコール依存症治療薬の判断基準
昨日は4週間に1度の精神科クリニックへの通院日でした。かれこれ13年間お世話になっているドクターです。通常、精神科医との相性は難しいことが多く、ドクターショッピングになりがちですが、医師を変えることなく、最初から13年間診療が続いています。
ゆえに、わたしにとって、メンタル面で最も信頼している精神科医です。
4週間に1度診察に行くのは、現状の報告と薬を処方してもらうためです。画像にあるハルシオン、サイレースのほかに、ムードスタビライザーのラミクタール、デパケン(この2つは「双極性感情障害」)の薬です。
これだけの薬を常用していますから、立派な精神科患者であり、実際に自立支援精神通院を取得しています。
断酒への道乗りは、この精神科ドクターなしには成し得ませんでした。アルコール依存症治療が専門でもあるので、一貫して断酒が治療方針です。
理屈は簡単です。ハルシオン、サイレース(旧ロヒプノール)のベンゾジアゼピン系薬を飲みながらの飲酒がどれほどハイリスクであるか。それは私も十二分に把握していましたが、なかなか断酒には至りませんでした。
そこで昨日のドクターのと診察において、私から疑問に思うことを相談しましたした。
私は断酒治療として、抗酒薬(ノックビン、シアナマイド)を処方されていません。また、断酒会やアルコホーリクス・アノニマス(Alcoholics Anonymous)などの認知行動療法にも参加していません。
ゆえに、なぜゆえに断酒が達成できたのか?しかし大いなる疑問があります。
それには、ベンゾジアゼピン系楽を飲み続けている事実があります。ムードスタビライザーも含まれていると思います。
断酒初期、眠るための手段として酒を飲み、入眠の最終手段ととしてハルシオンとサイレースを服用して、無理やり昏睡するように意識を喪失して強制終了、シャットダウンしてました。
つまり、眠るためのツールとして、アルコールとベンゾジアン系眠剤をダブルで使用していたことになります。をダブルパンチするようなもので、最悪の飲酒状態でした。
幸いにして記憶が飛んだり、夜中に転倒したりすることはなかったのですが、断酒は必然である最悪な患者であったのです。
そこで、2つある酒というツールの一つ、アルコールを除外してみたらどうなるか?そこから断酒へのアプローチが始まったのです。
起きていれば飲みたくなるので、ベンゾジアゼピン系睡眠薬をさっさと飲んで寝てしまおう。
これが効果的に作用したことを実感するのに、あまり時間は必要ではありませんでした。アルコールは教科書通り、良質な睡眠を邪魔していることに気付きました。
飲まない方が良く眠れる。
これに気付いたら、断酒が熟睡する手段として有効であることに気付き、今日に至っているのです。
そこで精神科ドクターへの疑問を投げかけました。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬によって、断酒効果を期待できないか?
ドクターはしばらく考えて、『確たるエビデンスはないので、即答は避けます。来年、次回までに検討します』、と。
年越しのドクターへの宿題を出すことになりました。
私の現在まで3年を過ぎた断酒は、ベンゾジアン系薬なしに達成できなかったのではないか。その疑問は来年最初の診察で解明されるかと思います。