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お茶をテーマに九州を巡る 旅行記(2)鹿児島 知覧・枕崎編

はじめに

 2024年にお茶をテーマに九州を巡りました。その時の体験を要約した旅行ガイドを公開しましたが、こちらの記事では写真を交えながら、旅の様子をお伝えします。第2回目は鹿児島 知覧・枕崎編。

旅行ガイド編はこちら

前回の旅行記編はこちら


全体像

 今回の九州縦断の全体像で、鹿児島、熊本、宮崎、佐賀を回っています。

知覧

 今回回った場所の位置関係です。

知覧平和公園

 まずは知覧平和公園へ。周囲に観光スポットや飲食店や土産物店が多く、駐車場も整備されているので、車の場合はまずここに来るのが良いと思います。すぐ近くには急須と湯呑みのモニュメントがあります。お昼ご飯は「特攻の母」鳥濱トメのお孫さんのお店「知覧茶屋」で食べました。

急須と湯呑みのモニュメント
知覧茶屋

知覧特攻平和会館

 知覧特攻平和会館へ。若い特攻隊員たちの遺影や遺書などが展示され、隊員若いパイロットという本来希少な人材を使い潰す恐ろしさや、特攻隊員一人一人の遺した言葉に胸が詰まりました。

知覧特攻平和会館
特攻隊員が最後の日々を過ごした三角兵舎(復元)
零戦(零式艦上戦闘機)

 これ以降の目的地は知覧平和公園からは離れているので車で移動します。市街地ですが無料駐車場は何箇所かあり、市営駐車場に駐車しました。

ホタル館 富田食堂

 「特攻の母」鳥濱トメのホタル館 富田食堂を復元した小規模な資料館です。特攻隊員の遺品や遺書、写真、鳥濱トメが遺族とやり取りした手紙などが展示されています。「食堂」となっていますが、資料館なので食事はできません。

ホタル館 富田食堂

知覧武家屋敷庭園

 整然と続く生垣に薩摩藩時代の武家屋敷が立ち並びます。いくつかの武家屋敷の庭園は開放されていて見学することができます。屋敷も男性と女性で入り口が違ったり、かつての薩摩藩の文化を垣間見ることができました。ゲートはありませんが、庭園の見学には入園料が必要で、何ヶ所かで販売されています。

生垣の続く通り
森重堅邸庭園
左が男玄関で、右が女玄関
旧高城家住宅

薩摩英国館

 「紅茶沼の殿堂」(勝手に命名)の薩摩英国館にも立ち寄りました。資料館やティールーム、ショップがあり、ティールームでは予約なしでもアフタヌーンティーが可能です。私は自家製の「夢ふうきシングルエステート」の和紅茶とスコーンで、クリームティーを頂きました。

「紅茶沼の殿堂」 薩摩英国館
「夢ふうきシングルエステート」の和紅茶とスコーン

 薩摩英国館がすごいのは、当時珍しかった品種のべにふうきのお茶を農業未経験から栽培し、自家製の和紅茶を生産して、本場のイギリスで「great taste award」の金賞を受賞していること。

 ロンドンバスには建物経由で入ることもできます。内部での飲食は禁止ですが、1階はパブで2階は座席になっています。
 駐車場はありますが、あまりスペースは広くないので、混雑次第では停められない場合もありそうです。武家屋敷庭園から遠くないので、私は徒歩で行きました。

ロンドンバス
ロンドンバスの内部

その他のお茶屋さん

 あまり回れていませんが、お茶のはまだ、知覧茶園、知覧農園、宮原園、JA南さつまなどお茶屋さんの店舗が多いので、好きなお茶屋さんがあれば立ち寄るのも良さそうです。

枕崎

 今回回った場所の位置関係です。

お茶畑を眺める停車帯

 知覧から枕崎へ南薩縦貫道を運転中、一面に茶畑が広がるエリアを通りました。「写真を撮りたいけど、停める場所がない…」と思っていると、「お茶畑を眺める停車帯」の標識を見つけたので、一旦停車することに。広大な茶畑と開聞岳が望め、たくさんの防霜ファンが日の光を浴びて、キラキラ輝いていました。

お茶畑を眺める停車帯
広大な茶畑と開聞岳

瀬戸茶生産組合・かおる園

 瀬戸茶生産組合のかおる園さんへ。有機栽培茶の生産者で和紅茶には定評があり、イギリスの「great taste award」などで多数受賞歴があります。常設の売店もあり、事務員の方も常駐されているので、和紅茶や緑茶の購入が可能です。車だと少し道が分かりづらいので、すぐ近くの瀬戸公園に停めて、歩いて行くことをお勧めします。

店内の様子
外観

 夕方に差し掛かっていたので、暗くなる前に鹿児島市内に引き上げることにしました。

鹿児島市

鹿児島ラーメン豚とろ

 鹿児島市内に戻り、夕飯のお店を探します。大きい街ながら、意外と飲食店が閉まるのは早いようで、閉店直前だった鹿児島ラーメン豚とろに入りました。20時前にはお店に入っていた方が良さそうですね。

鹿児島ラーメン豚とろ

 以上、「お茶をテーマに九州を巡る 旅行記(2)鹿児島 知覧・枕崎編」でした。次回は(3)鹿児島市編です。

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