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【毎日読書感想①】道は開ける

大学の講義で出会った本です。

原書も和訳も何度も読み返している、私の人生のバイブルです。

原書のタイトルは、How to stop worrying and start living。

この長いタイトルを「道は開ける」と簡潔に訳した訳者の方にも大変感服します。素晴らしい和訳です。

世界的ベストセラーであり、自己啓発本の王道なので、当たり前すぎで人に勧めるのが気恥ずかしい時もあります。

でも、本当に出会えてよかった、私を助けてくれる1冊です。

本書のなかでは著者であるカーネギー氏がさまざまな偉人、実業家や一般のひとびとがいかに、不安、悩みを克服してきたか、さまざまな方法、名言を紹介しています。

好きな言葉がありすぎで紹介すると一冊丸ごと写してしまいそうなので、中でも自分に刺さった言葉、折に触れて思い出す言葉をご紹介します。

『賢者には毎日が新たなる人生である』

アメリカのミシガン州に住む一般女性が、夫を亡くして、一日生きるのも精いっぱい、孤独にさいなまれ、自殺を考えました。そこでこの一文と出会い、救われます。過去も未来も考えない。一日生きることだけを考える。それだけで、心が楽になり前を向くことができたそうです。

私も人生で一番好きな言葉です。

「誰でも一日に最低五分間はどうしようもない馬鹿になる。いくら知恵があろうと、そこは越えられないのだ。」

エルバート・ハバードというアメリカの思想家の言葉として紹介されています。人は必ず過ちを犯す、完璧な自分になどなれはしない。

このことは自分にも他の人にも当てはまるなと、常に心に留めています。どんな人でも常に正しい人は誰もいないのだと。

「どうしても自殺するというのであれば、あまり惨めな方法でするべきではないよ。街じゅうをぐるぐる駆け回って、倒れ込んで死ぬのがいいんじゃないか?」

心理学者、ヘンリー・C・リンク博士の著書『人間の再発見』に紹介されている事例です。リンク博士は自殺願望を抱えたある患者に、説得しても事態を悪化させるだけだと思い、上記のように提案しました。

患者は言われた通りにすると、体は疲れるものの、だんだん気分がよくなり、泥のように眠りに落ちることができました。彼はやがてスポーツクラブに入り、運動競技をはじめ、人生を楽しむようになったそうです。

運動し、起きていられないほど体を疲れさせる。そしてしっかり眠る。シンプルなことが大切だと学びました。

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