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ゴーアウトジャンボリーレポート子連れキャンプフェス初参戦
キャンプを始める前から憧れていたイベントがある。それが『ゴーアウトジャンボリー』だ。アウトドアファッション雑誌「GO OUT」が開催する日本最大級のキャンプフェスである。
4月12日(金)・13日(土)・14日(日)に開催される「GO OUT JAMBOREE 2024 @goout_camp 」にPostCoffeeも出店します!
— PostCoffee® (ポストコーヒー)公式 (@postcoffee_co) March 5, 2024
矢井田瞳さんや水曜日のカンパネラさんなど豪華アーティストのライブや数々のアウトドアブランドさんの出店など、楽しみですね!
美味しいコーヒーとキャンプを楽しみましょう! pic.twitter.com/inTwuJts3B
キャンプだけでなく、音楽ライブやショッピング、アクティビティなど、大人から子どもまで幅広く楽しめる内容となっている。
ずっと憧れていたキャンプフェスだが、
・富士山の麓、寒さは大丈夫?
・ベテランキャンパーばかりなのでは?
・場所取り(特にトイレ)が心配
とビクビクして、なかなか参加の決意ができずにいた。しかし、遂に昨年春に初参戦。決め手となったのは、子どものチケット料金だった。
ゴーアウトジャンボリー料金
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ゴーアウトジャンボリーには様々なチケットの種類があるが、駐車場代を含め1人1泊1万円ほどだ。子どもは、小学生まで大人同伴であればチケットが無料。しかし、中学生からは大人と同等の料金が必要になる。この差は大きい。
コロナ禍で、上の子は既に小学5年生になっていた。子ども無料で参加するなら残りあと2年。財布が、私たち大人の臆病風を吹き飛ばしてくれた。
一番の心配は天候
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「キャンパーの聖地」と呼ばれるほど人気の高い『ふもとっぱら(キャンプ場)』は静岡県富士宮に位置し、天候に恵まれれば開放感抜群の広大な草原のもと、目の前に富士山を望むことができる。
ただし、それは天候に恵まれればの話。特に春は、風の影響を最も受けやすい。
酷い日には、テントやタープのポールが折れてしまうほど。夜間、やむをえず強風のなか撤収して、車中泊に切り替えるキャンパーもいるのだという。
こればかりは祈るほかない。
吉と出るか凶と出るか……。
ありがたいことに2024年は大吉!!
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ただし、昼間の天気は良くても朝晩の冷え込みは大きいので十分な防寒対策は必須である。
サイトと場所取りで早速後悔
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天気は最高だったのだが、残念ながら、早速わが家はサイト選びで後悔することとなる。まずは駐車場問題。
ゴーアウトジャンボリーを予約時、一番迷ったのは駐車場だった。テント横に車を停めるオートサイトにするか、はたまた場内駐車場にするか。それぞれに、次のようなメリット・デメリットがある。
【オートサイト】
〇 サイト横に駐車でき荷物運びがスムーズ
〇 車で隣のキャンパーとの境目を作れる
△ フェス中に場外へ自家用車で外出不可
△ 料金が2,000ほど高い
【場内駐車場】
〇 2,000円ほどオートサイトより安い
〇 フェス中に自家用車で外出できる
△ 駐車場からサイトまで荷物運びが大変
わが家は「2泊3日のうち途中、外に買い出しや入浴で出たくなるかも!?」という理由から場内駐車場を選択したのだが、結果として3日間一度も場外へ出ることはなかった。
場内駐車場から自分のサイトまでの荷物運びが大変だったので、外出の予定がなければオートサイトがオススメだ。
場所取りで、もう一つの失敗はトイレから少し遠かった点だ。荷物運びを考慮して場内駐車場付近にサイト取りをしたため、トイレから離れた場所になってしまった。
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滞在中は何度もサイトからトイレへ行くので、場所取りの際には気を付けて欲しい。なお、トイレはいくつかあるのだが、なかでもセンタートイレはとても清潔感があって気持ち良く使える。
ただし、朝の起床時と夜寝る前はかなり混雑して列が出来るほど。時間にはかなり余裕を持って行かないと大ピンチに陥るので要注意。
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充実のアクティビティ
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『ゴーアウトジャンボリー』では、子どもから大人まで楽しめるアクティビティが盛り沢山だ。わが子も、さまざまなアクティビティに夢中になっていた。
特に、キッズフィールドという子どもが遊べるスペースでは、仮面作りの工作をしたり、みんなで作った龍(お神輿のような感じ)で場内を練り歩くマーチングも。
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キャンプ場で初めて会った子ども達がマーチングで一体となって声をあげる様子は微笑ましい。大人まで楽しくなって、龍について行きたくなる。
他にも、ミラーボールの下でカラオケをしたりダンスを踊ったり。子ども達曰く「とにかくずっとワクワク」したとのこと。これは嬉しい。
もちろん、大人が楽しめるアクテビティも多数ある。私はヨガに参加した。富士山を目の前にして、大自然の中でするヨガは格別だった。新鮮な空気を取り込んで、とても健康になったような気になる。次回は、気球に乗って空を飛んでみたい。
その他にも、夜に音楽に合わせて踊る「歌声ナイトクラブ」や、森のテントの中にある「スナック」、事前の申し込みは必要だが「キャンプ合コン」なんてものもある。
ステージは大盛況
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野外ステージは大盛り上がりだった。
人の多さに加えて、子どもも楽しめるのか若干心配していたので、「もしかすると、ステージから離れた場所で音を楽しむだけになるかも」と覚悟していた。
ところが、始まってみれば子どもは大喜び。特に「水曜日のカンパネラ」の『エジソン』に跳びはねながら「え!?本物?本物?」と言い続けていた。テレビの中の人が目の前にいるのは不思議な感覚なようだ。
私自身は、地元愛知県出身「nobodyknows+」の『ココロオドル』に大興奮。この曲がヒットした当時は大学生で、まさにドンピシャ世代。目の前の光景と生歌に、文字通りココロオドリっぱなし。【エンジョーイ!!】と叫びまくっていた。
nobodyknows+といえば、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で『ココロオドル』が2022年にリバイバルヒットした。その影響か、若い人の間でも物凄く盛り上がっていた。隣でわが子も歌詞を口ずさんでいることに、とても驚いた。
↓コチラのコメント欄にもあるけれど、
“約20年前の曲で6,000万再生越え”
はまさに伝説である。
動画「THE FIRST TAKE」の途中で歌詞を噛んじゃうのだけれど、それを仲間同士で笑い合う様子が実に微笑ましい。ハプニングでさえも楽しんで、音楽と共に仲間と歳を重ねている姿がジンとくる。
ステージ上の「nobodyknows+」メンバーの雰囲気や会話からも、仲の良さや“音楽が楽しくてしょうがない”という、まさに『音を楽しむ』様子が伝わってきた。
歌って、跳びはねて、風を感じて、目の前に富士山があって……音楽と自然(キャンプ)ってなんて相性が良いのだろう。
2024年は、他にも綾小路 翔(氣志團)、三木道三、矢井田 瞳など40組近いアーティストがゴーアウトジャンボリーに参加していた。
ふもとっぱらは噂以上だった
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『ゴーアウトジャンボリー』のキャンプフェス自体も満足度が高かったのだが、イベントに加えて会場である「ふもとっぱら」のキャンプ施設が予想以上に快適だった。さすがキャンパーの聖地と言われるだけある。
立地(富士山が目の前)はもちろんのこと、広々とした場内、水場の清潔感、食堂や売店・販売機の充実度が、今まで利用したキャンプ場と比較して群を抜いていた。
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チェックインとチェックアウトの時間も他のキャンプ場と比べて、かなりゆったりしている。広い場内で目の前に富士山を眺めながらゆっくりとした時の流れを感じて過ごすことができる施設なのだ。イベントではない時にも再訪したいと感じた。
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なんと「おでん屋」
感動して動画を作った。
ゴーアウトジャンボリー2025
ゴーアウトジャンボリー2025春の開催は4月11日(金)12日(土)13日(日)だ。現在チケット発売中である。
出演アーティストも第2弾まで発表されており、そのなかにはDef Tech、新羅慎二(若旦那 湘南乃風)、ダンディ坂野の名前がある。
生ゲッツ!ぜひ近くで見てみたい。
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