二十四節気の養生法【2023 立秋】
秋の養生法
[秋は8月7日立秋から、処暑、白露、秋分、寒露、霜降の最終日11月6日まで]
秋三月、此謂容平。天気以急、地気以明。早臥早起、与雞倶興。使志安寧、以緩秋刑。収斂神気、使秋気平、無外其志、使肺気清。此秋気之応、養收之道也。逆之則傷肺、冬為飧泄、奉蔵者少。
(黄帝内経素問・四気調神大論)
『秋の3ヶ月、これを「容平」という。天の気は急で、地の気は明るい。早寝早起きし、鶏とともに起き、情志を安らかにし、粛殺を緩和し、収斂する気に合わせ、気を静める。気を外に向けず、肺気を清らかにする。これが秋の気に応じた養生の道である。これに逆らえば「肺」を傷め、冬に未消化の下痢になり、気を貯蔵する人が少なくなる。』と、2000年以上前に出来た最古の医学書『黄帝内経』に書かれています。
秋の気配が漂うと、空気は澄み空が高くなります。秋の気は『収』と言い、万物が収斂し成熟し実を結ぶ季節になります。 夏に伸び伸びと伸び広がった状態から、陰の気が多くなるに従い万物は内側に収縮するイメージです。 この自然界の気に合わせて、私たちも夏のエキサイティングで活動的で活発だった気を鎮め、秋が深まるにつれて気分を内側に向けてゆっくりと穏やかに過ごすことを心掛けるべきです。秋は肺が傷めやすい季節です。肺は「喜潤悪燥」と言って、潤いが好きで乾燥が苦手です。空気の乾燥から肺を守り、陰を養い潤いを補って秋を健やかに過ごしましょう。
暑い夏が終わり、なんとなく物悲しい秋の気配が漂ってきます。秋は肺気が活発に活動する季節ですが、それだけに弱りやすくもなります。中医学で考える肺の働きは「気を主り、呼吸を主る」、「宣発と粛降を主る」、「通調水道」、「百脈を朝め、治節を主る」です。呼吸を通じて清気を作り、気血を下に降ろして全身に行き渡らせ、水の巡りを調整し、そして全身の経脈は肺に集まり、呼吸・気機・血と水液の巡りを調節しています。
肺気が乾燥で弱ると、呼吸器系や肌に異常が起こりやすくなります。咳嗽、喀痰、喘息、胸痛、皮膚や毛髪の乾燥、シワ、フケ、便秘などが起こります。秋の養生法の基本は「滋陰潤肺」、「養陰生津」です。肺の乾燥を防ぎ潤す「肺」を養う養生です。
養生法は、『黄帝内経素問・四気調神大論』では、「四季の陰陽の変化は、万物生命の根本であり、聖人は春、夏になると陽気を養い、秋、冬になると陰気を養ってその生命の根本に従う。ゆえに万物とともに生長と収蔵に従って生活するべきで、その根本に逆らえば大本である身体を傷め、真元の気を壊してしまう。」としている。これは四季の養生に対する古人の教えであり、四季の養生に順応するには春に生え、夏に生長し、秋に収穫し、冬に蔵するという自然の法則に従わなければならず、健康に寿命を延ばすためにはそれに順応し、それに従わなければならない。
今月の癒しの庭園 「仁和寺 宸殿北庭」
今回は、御室仁和寺の御所庭園をご案内します。仁和寺さんも当店から近く普段、仁王門の前の「きぬかけの道」と呼ばれる金閣寺の方へ抜ける道は非常に良く通ります。仁和寺には現存最古の医学書と言われる「黄帝内経太素」の書写本(国宝)やわが国現存最古の医書「医心方」などが所蔵されているので過去の特別公開時や昨年のランタンイベントなど何度も伺ったことはありますが、今回特別公開されるお庭は初めて拝観しました。
仁和4年(888年)に宇多天皇によって創建されました。
譲位して出家した宇多法皇は、仁和寺第一世 宇多(寛平)法皇となります。以降、皇室出身者が代々住職を務める門跡寺院となりました。応仁の乱で、ほとんどを兵火で焼失するという悲運に見舞われましたが、徳川家光に再興を承諾され、御所から紫宸殿や清涼殿など多くの建造物が下賜され、正保3年(1646年)に伽藍の再建したとあります。そして平成6年(1994年)に古都京都の文化財としてユネスコの「世界遺産」に登録されました。
京福北野線の御室仁和寺駅から徒歩すぐに「阿吽の仁王像」が邪気を守る立派な仁王門があり、仁王門をくぐるとまっすぐ伸びた参道のはるか彼方に金堂があります。
中門をくぐっても金堂はまだまだ先に見えます。左手には、今は葉が茂っていますが、昔から、「わたしゃ おたふく 御室の桜 はなが ひくても 人が好く」と歌われてきた名勝御室桜が広がります。
仁王門を入ってすぐ左手に本坊表門があり、その向こうには皇族だけが通られる立派な勅使門があります。表門を入ると白砂に這うように剪定された松が植えられています。まずは御殿に入る前に普段は通れない南庭の白砂の中を通り御所庭園の池の端まで見に行けます。
左近の桜と右近の橘、白砂と松で構成された宸殿南庭があります。
北側に廻ると水が湛えられた池泉敷庭園があります。
白書院には、太い幹の堂々とした松に舞う鶴が描かれ目を見張ります。
ひと間には御室流の生け花が生けられていました。各部屋に四季折々の松が描かれていて秀麗です。最後の間には大きな曼荼羅の掛け軸が掛けられています。
白書院から宸殿に入ると宸殿北庭がありますが、元禄時代に作庭され、さらに大正時代に作庭家小川治兵衛により植栽や池の整備が行われた優美な池泉式庭園があります。池には滝石組が設けられており結構な水量の滝が流れ落ちておりその音に癒されます。
特別公開の期間中、池の真ん中の石橋を通って反対側まで行くことが出来ます。
水面には可憐な睡蓮が咲き、たくさんの錦鯉が悠々と泳ぎまわっています。宸殿の縁側に腰を掛けて滝の水音を聞きながらボーっと鯉が泳いでいるのを眺めていると、朝からかなり暑かったですが心頭滅却すればの如く、時折涼しい風が吹き抜けて清涼を運んでくれます。
メンテナンス中の黒書院を通り抜け仏堂のある「霊明殿」や光格天皇遺愛の席「飛濤亭」(重文)や尾形亭から移築された「遼廓亭」(重文)などの茶室があり周囲には小さな露地庭も設えてあります。
昨年10月にはこの宸殿で、将棋の藤井聡太竜王に広瀬章人八段が挑戦する第35期竜王戦七番勝負が開催されました。
青紅葉のライトアップは終わっていましたが、青紅葉越しに五重塔が聳えています。仁和寺の五重塔は屋根の大きさがあまり違わない五重なのが特徴で、36メートルもありJR山陰嵯峨野線の車内からも見ることが出来ます。
広大な敷地の仁和寺。仁和寺の裏・成就山の約3kmにわたる山道には、お堂(札所)が点在し、それぞれのご本尊・弘法大師が祀られています。 四国八十八ヶ所の写しである札所を約2時間の行程で全て巡ることができ、これを結願(けちがん)成就すれば四国八十八ヶ所霊場巡礼と同じご利益を得ることができるとされます。参拝道は自然があふれ、小鳥のさえずりや、四季の草花を楽しむことが出来、また途中、眼下に広がる京都市内の眺めは素晴らしく、晴れた日には遠く伏見まで望むことができます。私も以前、巡ったことがありますが、そんなに険しくなく危ないところもないので、ちょうど良いハイキングコースと言った感じです。
連日、最高気温ランキングの上位に表される京都はまるで灼熱地獄の様相です。観光に来られる方にも申し訳ない気持ちになります。
秋の気が立ったといえども、まだまだお盆も過ぎておらず、秋の気配が漂うのは秋分の頃でしょうかね。
立秋の養生法
立秋になり三伏天の中伏も明日(8/9)で終わり最後の8/10から末伏10日間になりますが、まだまだ一年で一番暑い真っ最中です。
前回もお伝えしましたが、この耐えがたい酷暑では、暑気当たりをマジで軽視してはいけません。高齢者や子ども、カラダの弱い人は十分注意して下さい。特にお子さまは陽の塊りで陽気が旺盛なカラダで熱を蓄えやすいのが特徴です。自分で熱を冷ますコントロールが出来ないので本当に危険です。
産まれたてかと思うほどの小さな赤ちゃんを抱いたり小さな子どもの手を引いて歩くお母さんを見かけますが、余程この時間に出かけなければいけない用事があるのかと少し心配になります。自然の猛威を甘く見ず、くれぐれもムリをしないで中暑(熱中症)の対策をしてお過ごしください。冒頭に秋の養生法を記載しましたが、まだまだ暑湿邪に傷められないように「清熱解暑」と「安神養心」が夏の養生法が必要です。実際に秋の養生法になるのは「暑さ寒さも彼岸まで」と言われる秋分の日ごろになってからでしょうね。
秋と更年期は大きな季節の変わり目
以前にも書いたことがありますが、夏は陽、冬は陰が旺盛となり、どちらも熱いなり寒いなりに安定していると言えば安定しています。夏は暑熱邪に対応するように清熱に気をつけ、冬は寒邪に対応するように補温に気をつけるという風にわかりやすいのですが、春は冬から夏へ、秋は夏から冬への季節の大きな変わり目となり気が安定するまで変化が急で激しいため対応や順応が難しい時です。
春も秋も気圧が不安定で気候も荒れやすく、春は「春一番」秋は「木枯らし」と呼ばれる強い風が吹いたり、雷鳴が轟き暴風雨や台風などが襲来したり、また三寒四温など温かい日と急に気温が下がる日が繰り返したりします。
私たち人間も子どもから大人への変わり目を思春期と言い、更年期の心身の不安定な状態を不定愁訴と言うなど、春と秋の気候と同じように不安定な状態を認識します。
昔、健康体操教室を主宰していた頃、けっこう60代、70代の女性がたくさん来ていただいていましたが、皆さん異口同音に言われたのが「あのころが一番しんどかった」という言葉でした。中医学では、女性は7歳ごとに変化すると考えますが7×7の49歳がだいたい閉経の年齢となり前後±5年間ぐらいが更年期と考えます。ホルモンバランスが乱れ肉体的にも変調を来し、また仕事や家庭環境などストレスフルな毎日で精神的にも変調を来しやすい頃です。そして藁をも縋る想いで、皆さんそれぞれ、マッサージや健康体操やヨガやフラダンスや水泳やジムなどご縁のあるところに通われます。そして、ウチの体操に来られた皆さんは「あのころ…」から確実に10年、20年と歳を取り老化しているはずなのに、皆さん声も大きく、カラダも柔軟で、「ご飯も美味しいし、今の方がカラダもココロも本当に調子が良いんです」と仰っていました。
また、しんどいと言って推拿マッサージに通って来られていた女性の多くは49歳前後の方が多く、また聞いてみると14歳頃の女のお子さんがいるというパターンが多かったです。自分は更年期でカラダも心(こころ)もままならないのに、子どもは思春期で不安定でますますストレスが大きくなって、不眠やめまい、ひどい肩こりなどを訴える方が多かったです。
問診表の年齢をみて「49歳」、『お子さんはいらっしゃいますか?』と聞くと『娘がいます』、『お嬢さんはおいくつですか?』、『14歳です』…『あぁ、そらしんどいですねぇ!』という会話を何回したことやら…というくらい1~2歳の誤差があってもだいたいそれぐらいのお年頃が多かったです。だいたいこのお年頃の親子セット(表現が悪くてすみません)が人生で一番しんどい時期になるようです。今このお年頃でしんどい毎日をお過ごしの方は、もちろん個人差はありますが、だいたい「みんな通る道」で、時が過ぎれば「あの時が一番しんどかった」と思える時が来ると思って頑張ってくださいね。いずれもう少し時が経つと自分の心(こころ)も身体も安定し、お嬢さんも不安定な思春期を終えると穏やかになりますからね。
なぜ残暑が続くのだろう?
立秋になったとはいえ、まだまだ体感は激アツの猛暑真っ最中。本当に秋の養生法が必要になるのは立冬(11/8)ごろで、この頃になると紅葉も深まり空気も冷たく乾燥し本当に秋らしくなってきます。
暑さ寒さも彼岸までと言われますが、温暖化の昨今では9月の下旬ごろではまだまだ残暑も厳しく夏の養生法が必要なぐらいです。この暦と体感の差は以前にも書きました太陽南中高度の違いでお判りだと思います。
夏至の時が太陽南中高度は一番高く90度に近い78.4度の角度から日が射し込み、地球(北半球)に降り注ぐ太陽エネルギーは一番大きくなり、その熱で地球(北半球)は暑くなります。そして、徐々に太陽南中高度が陰ってゆき秋分の頃になると55度の角度から陽が射すようになり少しずつ熱せられる度合いが緩くなってきますが、夏の間に温められた余熱(予熱ではなく余熱)でまだまだ残暑が厳しいということです。立冬の頃になるとその余熱も無くなってしまい、今度は空気は冷たく乾燥し肌寒くなって来るのです。
太陽から送られる熱エネルギーが一番大きい日が夏至ですが、その時の余熱(というか熱せられて冷えるまでのタイムラグ)が残暑なのです。逆に冬至は一年で一番太陽のエネルギーが届かない日ですが、それから一ヶ月余りの間、余寒(北半球が温まるまでのタイムラグ)が大寒の時期になるのです。
立秋と言ってもまだまだ末伏の始まり
立秋から数えて最初の庚の日が末伏の始まり。その日から10日間の次の庚の前日までが三伏天の最後の末伏になります。今年は8/10が庚日で末伏の始まり、10日後の8/19が三伏天最終日となります。三伏天が明けた4日後には處暑になり、暦の上では暑さが止まる頃になるのですが…。
温燥と涼燥
日本の夏は、特に亜熱帯高気圧の高温多湿な太平洋高気圧に支配され、非常に蒸し暑いのが特徴ですが、太平洋高気圧が少しずつ弱まり日本列島から遠ざかっていきます。それにつれて少しずつ湿度が無くなり空気が乾燥してゆきますが、まだまだ余熱がある間(残暑中)は、中医学的には温燥という状態が続きます。ただし、太平洋高気圧が日本から離れてゆくにつれて南の海上で発生しした台風は日本を直撃しやすくなりますので注意が必要になりますね。
空気が乾燥するにつれて喜潤悪燥と言われる肺に影響が出やすくなります。秋の養生法は滋陰潤肺で肺を乾燥から守り潤すことが大切になりますが、温燥と涼燥に分けて対応することが大切です。
本格的に秋が深まる秋分の頃になると改めて秋の養生法について書いていきたいと思います。それまではまだまだ夏の養生法「安神養心」や「清熱解暑」を取り入れ、カラダに余分な熱を生まないよう心静かにお過ごしください。
夏休みも規則正しく
夏休みで子どもたちも毎日家にいてお父さんお母さんも大変です。どうしても生活習慣や食生活も乱れがちになります。
出来るだけ規則正しい生活を心掛けることが大切です。海や山など出かける機会も多くなりますが、体調管理を万全に調え決して無理な計画やムリして強行せず万端に備えることが大切です。睡眠不足や乱れた食生活で無理なスケージュールを強行するとロクなことはありません。
海や川での水難事故も多発します。これも無理なスケージュールには注意しその日の気候や天候に合わせて柔軟な対応をするようにしましょう。
とにかく安全に、無事に、健やかにこの夏をお過ごしいただきたいと祈っています。
お盆の食べ物
立秋の節気の期間中には日本にはお盆があります。中国から伝わった仏教ですが、中国にはお盆の行事はないそうで、ちょっと不思議です。
京都ではお盆の精霊を送る伝統行事として夏の夜空を彩る「京都五山送り火」が行われます。
お精霊とは京都弁で「 おしょらいさん」と言い、ご先祖様の精霊のことです。 お精霊迎えとは、お盆に先祖の霊が冥土から自宅に帰ってくるときに、六道の辻で迷われないようにお迎えする盂蘭盆会の行事で、だいたい8/7~8/10頃に、京都では冥界の出入り口とされる東山珍皇寺や千本えんま堂や近くのお寺や辻、お墓などにお線香を持ってお迎えに行きます。
そしてお盆の間はお精霊さんが家のお仏壇に帰ってきているので、特別に精進料理を作ってお供えします。仏教の精進料理は本来は、禁葷食(きんくんしょく)と言って三厭(さんえん)と呼ばれる獣類・鳥類・魚類や五葷(ごくん)と呼ばれるニンニク・タマネギ・ネギ・ニラ・ラッキョウなど食べると煩悩を刺激するとされるものは避け、生臭さをさけるためにお出汁も昆布だけで取ります。禅寺の門前には「不許葷辛酒肉入山門」とか「不許葷肉入山門」などと刻んだ石碑が建っているのを見かけます。仏教に限らず、いろんな宗教で禁葷食のようなものがありますね。
「おしょらいさんはなぁ、薄味でさっぱりしたもんが好きなんよ。」とお婆ちゃんから娘へ、娘から孫へとそれぞれのご家庭で受け継がれます。
我が家では、母が亡くなった後、父が毎年慣れない手つきでお精霊さんのご飯を作ってお供えしていたのを思い出します。その父も数年前に亡くなり本来なら私が作らなければいけないのですが…。時代とともにそのような習慣も薄れ「五戒」の教えを守る家も少なくなり、ご先祖様に好きな物を食べてほしいと願って、生前好物だったお料理をお供えする家庭も多くみられるようになっていますね。
そして、お家のお仏壇でみんなと一緒に過ごしたお精霊さんは、8/16の五山の送り火によって冥土に帰って行かれます。お精霊送りの五山の送り火を見送って、「あぁ今年の夏も終わりやなぁ」と言いながら京都の夏が終わります。
お盆の期間中ぐらいは、お精霊さんと一緒に精進料理を食べて、日ごろの高カロリー高たんぱく高脂肪食で疲れた脾胃を労わる。近頃の食習慣ではそんな意味もあるのかなぁ!?
皆さまも、お精霊さんをお迎えしてご先祖様に日頃の感謝の意を捧げながら、せっかくの家族揃ってお休みのご家庭も多いでしょうが、ぜひお盆の期間中は精進料理でお腹を労わってはいかがでしょう。
京都伝統中医学研究所の"立秋”におすすめの薬膳茶&薬膳食材"
1.残暑厳しい間は「清熱解暑」で余分な熱を冷まし、心を養う薬膳茶&食材
まだまだ高温多湿で残暑が厳しい時期なので、夏の薬膳茶の水巡茶、気血巡茶、ダイエット応援爽快茶、崑崙雪菊茶など。
オススメの薬膳食材は、緑豆、はと麦、山査子、蓮の実など。暑い時の薬膳粥の具材にオススメです。そのほか、竜眼、桑の実、桂花なども。
■いろいろお豆のスィーツセットや桂花酸梅湯もオススメです。
2.台湾の夏の定番薬膳スープ
この時期の一番のオススメは薬膳「四神湯」スープもまだまだオススメ。芡実、薏苡仁、山薬、蓮子、茯苓など余分な暑湿邪を排泄する薬膳食材がたっぷり配合され、本場では豚モツなどを加えてたんぱく質もたっぷり摂ります。豚モツが苦手な方は鶏手羽などでもOK。夏バテや暑気あたりの予防におすすめの薬膳スープです。さらに緑豆や小豆、市販のヤマイモなどを加えるより栄養満点で効果的です。
3.漢方入浴剤
暑い時こそしっかりお湯につかってリラックス&リフレッシュしよう。
少しぬるめのお湯でも良いので、しっかり浸かると緊張もほぐれリラックスして気血の巡りが良くなります。
「艾葉」(ヨモギ)がたっぷり入った「ほっこりポカポカあたため乃湯」はカラダが温まりココロの緊張もほぐれ気血の巡りを促進。
よもぎは邪気を祓うので部屋に吊るしたりしますが、お風呂に入れて温浴も効果的です。浴室いっぱいに広がる漢方の香りに癒されココロもカラダもリラックス!
また、エキゾチックでオリエンタルな香りの 「すっきりさっぱり乃湯」は、アロマではパチョリと呼ばれる「藿香 」(かつこう)という生薬をたっぷりブレンド。独特の香りで気の巡りが促進し、モヤモヤ気分もスッキリさっぱり、暑気あたりの体調不調やストレス解消、気鬱解消に。
中医学や薬膳の知恵を毎日のくらしに活かして、体質改善や病気の予防に役立てて下さい。
薬膳茶や薬膳食材などの商品は下記各ショップでお買い求めいただけます。
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国際中医師がオリジナルブレンドした季節の薬膳茶や、厳選した安心安全の薬膳食材を専門に扱っています。ぜひご利用ください。
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次回は、8月23日「處暑」ですね。暑さも止まるところという意味ですが、本当に止まってくれるとありがたいですね。でも、まだまだ猛暑日が続きますので、熱邪や暑邪を避けしっかり熱中症対策をしてお過ごしください!