中堅教員だからこそ同僚間で学校全体を見渡して初任者を気にかける雑談をした話
皆様、お疲れさまです。
ツイッターを含め、各所で来年度の人事についての話題(もちろん確定事項とかではなく心配する声や予想程度のお話ですが)を見かける時期になりました。
もちろん、公立の場合は学校間での異動もありますので、様々な予想や憶測なんかも飛び交うことがあると思います。
特に、同じ学校に留まることのできる年数の上限に達してしまっている人については、異動する以外の選択肢が無い(もちろん、身分の昇格その他によりカウントがリセットされる等の自治体ごとのルールもあると思いますが)わけで、空くとわかっている穴がどうなるのかというのは気になることだとは思います。
そこに他学年の誰かが補充されるのか、他の学校から異動してくる人が補充されるのかとか、分掌の長についてとか、様々な要素が気になるでしょう。
特に重たい分掌を担っていた人がいなくなる場合のダメージをどうやって減らすのか、ちゃんと引き継ぎができるのかという話にも発展すると思います。
さて、一方の私学の場合だと、基本的には中小企業であり、定年を含む退職と新規採用が主体となってきます。
あとは、内部でも担任と分掌の割り振りだけになってしまいますが、クラス数の凸凹などにより、担当する字数によって少し不均衡が生じることも出てきたりもします。
私学の中でも生徒募集その他が安定していて、生徒だけでなく教員も内部規定の定数を確保できている学校はあまり大きな想定外は起こることはないのだと思います。
さて、話はかなり逸れてしまいましたが、そういうものを踏まえた上での校内の人事のお話です。
私学で働くことのメリットの1つは、校内の人事を年度内にある程度は教えてもらえることにあると思います。
もちろん、様々な事情により、修正されることもありますが、年度が始まらないと教えてもらえないというようなことはない学校のほうが多いのではないでしょうか。
そうなってくると、やはり教科間のバランスとか、担当教員のバランスとか、部活動の顧問のバランスとか、分掌のバランスとか、気になることは気になってしまいますね。
特に私などは、公立も含めて複数の私学を経験しているので、学校全体を見渡してしまうクセのようなものもついてしまっています。
もちろん、それは「なぜ、自分がこの学校で働きにくさを感じているのか」とか「この学校で更に働きやすくなるためにはどうすればいいのか」というようなことを考え続けてしまっているからかもしれません。
その上で。
やはり大切にしたいのは若手の存在です。
その若手の目線を想像した時に、一緒に働くことになる学年や分掌の教員との相性を考えたり、スムーズに仕事を運べるようにするために、どうすればいいかとかを考えたりしてしまいます。
おせっかいな親心みたいなものでしょうか。
性格的にこういうところがあるけど、ベテランのこの先生がいるから、うまく回してくれそうだよね、みたいな感じでしょうか。
もちろん、実際には組み合わされてみないとわからないこともありますし、思っていた以上の相乗効果がでることもあれば、意外にうまく機能しないなんてことも多々あるので、正解は全くないのですけれども。
ただ、若手が抱えている問題とか、気にしていることとか、相談を受けたことなんかをどのように解決しながら成長を促し、学校全体だったり、生徒のためになるようにしていけるのかを考えるのは大切なことだと思います。
中堅教員として、出来ることを、出来る限りやっていきたい‥そんなことを信頼のおける同僚と決して短くない時間の雑談をしたというお話でした。
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