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かいごの基本 特養「排便」
■高齢者の便秘ってだめなの?
特養のユニットリーダーとして大きな問題がやってきました。
認知症のある方で出引き歩行が若干可能なかたでした。
入所されてしばらく、ある職員が、「情報では便は毎日出ていたようです。ここでは出ないのかな?」と言う何気ない言葉でした。
デイサービス、養護を経験した私は、下剤が普通と思っていたのですが、何故か気になってしまったのです。
もちろん、ユニットのお年寄りはほぼ全員下剤ラキソベロン液を3日間排便がないと投与されていました。
ユニットでは、排便を促す方法として
トイレ誘導、腹部マッサージ、ホットパック、玄米パウダー、水分摂取促し。を行っていました。
ただ上記の方法が、効率良くされていたとも思わなく、効果があったわけでもありませんでした。
3日に一回下剤の反応便の対応に負われるだけでした。それが10件起きるわけです。
養護老人ホームでも夜勤明けに3人の便汚染連続更衣という日を経験したことがありました。
更には便が床や布団に付着していました。
なので介護職は下剤投与タイミングで医務職員と争いが起きるのです。
■聞いたことありますかこんな会話
「夜勤に出るようにしてください」
「下剤の量こっちで決めさせてください」
「ラキソの量多くないですか、あってますか?」
「排便促しできているの?」
「水分が少ない」
介護現場あるあるでしょうか。