寓話篇|「脂肪の子」と「恋ノ邪魔者」 【新人読書日記/毎日20頁を】(24)
「ブッシュマンの民話」、161-180頁、読了です。
今回のお話は脂肪からできた娘「脂肪の子」と、彼女に一目惚れした人間の男性の恋愛物語です。主人公の二人は「恋ノ邪魔者」を退治して、幾多の困難を乗り越え、ハッピーエンドを迎えます。ディズニーのラブストーリーにもよくあるパターンですね。
ただ、ここの邪魔者は意地悪い継母ではなく、「犬」です。世間では、犬は善良で強い忠誠心を持つとされていますが、ここで登場する犬はそんな私たちのイメージからはかけ離れています。「脂肪の子」と男の結婚を邪魔するため、懸命に悪事を働きながら、うまくいかなかった不器用な姿が、面白くて可愛いと感じました。
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今日もお読みいただきありがとうございます。
人間とペットの関係について、今年できた好評新刊『自然に学ぶ「甘くない」共生論』をおすすめ致したいです。著者の椿先生が簡潔な言葉で、いろんな角度から人間と動物の共生関係に触れています。ペットとのコミュニケーションからコロナの由来まで、今起きている時事にも注目していて、知識と楽しさ両方とも溢れる一冊です。
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