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神話篇|ライオンに復讐する神...【新人読書日記/毎日20頁を】(20)
「ブッシュマンの民話」、81-100頁、読了です。
父を真似て、エランドに変身した神様の子どもがライオンに食べられてしまいます。ちなみに、ブッシュマンの世界では、ライオンは太陽とならぶ悪の代表格と言われています。そこで、エランドに化けた神様がトリックと魔法を併用して、ライオンを殺し、子どもを助けます。この件では、ライオンが人間の姿になったり、もとの姿に戻ったり、想像力に溢れた展開に魅了されます。
ここで、ブッシュマンの民話、神話篇終了です。いたずら者の神様の姿から、ブッシュマンのゆとりのある性格がわかります。悪戯好きな神といえば、架空ですが、中国の物語には孫悟空がいます。猿の本性から脱却できない悟空がいたずら者であるからこそ、面白くて可愛い存在ですよね。