8月18日は御霊さんの小山郷六斎念仏を見ないと終われない!
六斎念仏ってご覧になりますか?
毎年、この時期になると行われる六斎念仏の魅力に取り憑かれています。
8月18日は上御霊神社で六斎念仏を見るのが毎年楽しみなのです。
六斎念仏とは
鉦や太鼓ではやし、念仏を唱えながら踊る民俗芸能で、平安中期、空也上人が一般庶民に信仰をひろめるため始めたと伝えられています。
もとは六斎日(月に6日ある忌み日、精進潔斎日)に行われたのでその名がありましたが、室町中期頃から能、狂言がとり入れられ、大衆化して六斎日にかかわりなく、お盆前後に行われるようになりました。
京都ではお盆前後の行事として定着しています。
8月18日は小山郷の六斎念仏を上御霊神社で見ないと終われない!
京都の六斎念仏の中でも小山郷の六斎念仏を見ないと夏が終わらない。
上御霊神社で毎年8月18日の例祭に行われる小山郷の六斎念仏。
毎年、この日を楽しみにしていて、かぶりつきで見ます。
「ごりょうさん」と呼ばれる上御霊神社。
五山送り火も終わり、夏も終わりに近づきもの寂しくなるこの時期にごりょうさんで小山郷の六斎念仏を見ると元気が出ます。
最後の「獅子の曲」で獅子に頭を噛んでもらいます。
歳を重ねても、獅子に頭を噛まれると賢くなれるような気がするのです。
ボケ防止ともいふ。
獅子の曲では獅子が碁盤を3つ重ねた上に立ち、回転して降りるなど、アクロバットみたいでドキドキします。
蜘蛛の糸を受け取り財布に入れて、また幸せな気持ちになるものです。
蜘蛛の糸の先についた鉛をいくつ持っているのだろうか。京都ではこういうお守り的なものが際限なくあり、財布や玄関先に嬉しいことにどんどん溜まっていきます。
守られていて、有難いことです。
2時間ぐらい説明とともに行われた小山郷の六斎念仏、素晴らしかったです。
また来年!
京都の六斎念仏いろいろ
京都の六斎念仏の団体は15あります。
芸能六斎と念仏六斎があり、小山郷六斎念仏は芸能六斎でした。
念仏六斎はとても静かで、五山送り火の後に船形の麓の西方寺で行われるのはこちらです。
昨年、送り火の後、見に行きました。
下のリンクの後半に西方寺の六斎念仏が出てきます。
昨年は梅宮大社で行われた嵯峨野六斎念仏も見に行きました。
同じ演目でも雰囲気が違います。
こちらも昨年、清水寺で行われた壬生六斎念仏の方の棒振り囃子です。
祇園祭綾傘鉾の棒振り囃子を思い出します。
壬生六斎念仏の皆さんが綾傘鉾の囃し方をつとめられているのです。
まとめ
六斎念仏は民俗芸能で信仰を広げるために始められたものですが、京都の夏の風物詩になっています。
先人たちが書いたものではなく、目で見える形で伝えようとしたものが今も残っていることに感動します。
そして、京都の六斎念仏はユネスコ無形文化遺産「風流踊」に登録されました。
お盆行事として、祇園祭の中で、年末には六波羅蜜寺で形の違うものとして見ることができます。
ぜひ、ご覧になってください。
私も大好きなので見続けたいと思います。
これからも京都のこと、京都で感じたこと、京都の楽しみ方などを書いていきます。
お楽しみに♪
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