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登場人物

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京都を中心にした人物に関する地歴ポイントを紹介しています。全国の関連する史跡も掲載しています。
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#宇多天皇

第60代 醍醐天皇

❶臣籍から復帰臣籍降下していた源 定省(後の宇多天皇)の長男・源 維城として生まれる。父の即位とともに皇籍に復帰した。 ❷突然の即位897年 藤原氏の要職の専横を抑えたいという理由などから、宇多天皇が突然退位し第60代 醍醐天皇として即位。父の希望通り、藤原 時平と菅原 道真を左右大臣にまつりごとを開始する。 律令制に戻そうと荘園整理令を発布したり、試みを次々と打ち出した。ただ、政治システムが律令制に完全に戻ることはなかった。 この頃より平仮名が広まり、初めての勅撰和

第59代 宇多天皇

❶即位までの経緯第55代 文徳天皇-第56代 清和天皇-第57代 陽成天皇と続いたが、陽成天皇の母・藤原高子と兄で摂政・藤原基経の不仲などから、陽成天皇は退位させられ、第58代 光孝天皇が即位した。光孝天皇は自分の譲位後の皇統は陽成天皇の子孫に戻ると予測して、自身は一代の天皇であるという表明で子供達を臣籍降下させた。 しかし光孝天皇が崩御まぢかになった際、藤原基経らは光孝天皇の第7皇子の源 定省(みなもとのさだみ)を推挙。20歳の定省は出家を願っていたところ急遽皇族に復帰