京都の地でボランティア&文学フリマのサークル活動@下鴨ロンド
完全在宅なので東京以外でも働ける、ということで夢と希望を胸に引っ越してきたのが京都である。思っていた以上に楽しく豊かな暮らしをしているが、一つだけ足りないものがある。この土地での人間関係だ。
お店の人や美容師さん、役所の人くらいしか話さないのが現状。引っ越してきた当初からこうなることはわかっていたので、人と知り合えるきっかけを作りたいと思っていた。そういったなかで切り口として選んだのがボランティアと文学フリマだ。
そこで見つけたのが下鴨ロンド、という集まり。
この下鴨ロンドでは洋館の修復や掃除のボランティアと、サロンとして開かれた場で文学フリマのサークルもあるという。探している条件とぴったりだった。
ボランティアで一緒に活動することは楽しい
ボランティアはこれまで2回参加した。部屋のほこりを落としてさんを水拭きし、それからほこりをとる作業。そのあと外に出て庭に積もり積もった葉や枝を袋にまとめる作業。
学生さんが多いものの、社会人も多くてほっとした。学生の子たちも年齢関係なく話すことができてとてもうれしい。
4月、5月と続けて参加した。1か月に1回、午前中のみのペースが私にちょうどいい。そのあとボランティアをしてもいいし、のんびり時間を過ごしてもいいというゆったり感。
所属や自分がしている仕事だけでなく、興味や関心があることについて話し合う関係は久しぶりだし心地よい。皆が今考えていること、興味を持つこと、大事に思っていることなどが共有される。
それを聞いているだけで幸せな気分になる。深く考え、豊かな気持ちを持っている人たちと接することができる時間は幸せだ。
文学フリマについては現状はLINEグループに入っているのみ
先月も集まりはあったのだが、仕事のシフトに入っていて参加できなかった。次は会社の休みもしっかりとって参加の予定だ。
先月の集まりは動画で見た。憧れのInDesignについて実際のPCの画面を見ながら話を聞けて本当に良かった。できるかできないかずっと考えていたけど、とりあえずやってみよう!と思えた。
そして、パソコンを買った。同人誌はなんとかプラマイゼロを狙っていたが、これで完璧に赤字になった。
以前買ったノートパソコンを久しぶりに立ち上げたら、アップデートを繰り返した結果重すぎて実用に適さないパソコンになってしまった。それで、iPad miniで何とかしようと思っていたが、小さい画面で作業をするストレスが大きく…
新しいパソコンは安かったけど一応Photoshopも使えるスペックのものなので、InDesignだけじゃなくてゆくゆくはPhotoshopを使って写真で遊ぶこともできるかもしれない。
京都じゃなくてもできるけど、京都に来たことがきっかけで始まったこと
文学フリマというイベントは知っていたけど、自分が参加しようと思うなんてまったく思いつかなかった。
・テキストを書くことが好き
・自分の書いたものを本にしたい、と昔思ったことがある
・コミケに参加して「自分の本を作るのも楽しそうだな、でも私は漫画は描けないな」と思った
こんなきっかけはあった。だけど私が文学フリマに参加しようと思ったのは、「京都で人と接点がほしい」という理由が先だった。だから、東京に住んでいる限りは文学フリマは遊びに行くだけで終わっていただろう。
京都で接点が欲しいから、イベントに主体的に参加する。ボランティアに参加する。東京だったら、選択肢が多すぎて、知り合いもいるし、何も選ばないまま毎日が怠惰に過ぎていっただろう。
私は移民だから、外国籍や他の地域からの移民たちと同じく、地元の人と接点が持てるように意識して過ごしていく。そして自分の人生が変わっていくのだろう。
移住という大きな決断が私を遠くへ遠くへと導いていく。