自分の傷は自分で癒す 天龍寺ロウバイ編【京都移民日記】
「なんかあったら頼ってね!」
なんて人に話しかけて、普段から口にしてる言葉だったけれど、今回はなんとなく違和感があった。
悲しいことがあった。頼らせて欲しいのは私だったのだ。
こんな時には旅に限る。
と言いつつ京都市内の移動のみ。バスで出かけるとすぐに旅情を味わえる。
京都市民はお得だ。
今日の行き先は嵐山にある天龍寺。ロウバイの花を見に。我ながら風流。
ロウバイしか考えずに来たが、天龍寺は最高だった。
とても広くて、枯山水が美しい。
庭園も見事だ。
あちこちにベンチが備え付けられており、そこでぼんやり景色を見ることができる。
日本人も外国人も、老いも若きも、みんなでぼんやりしている。
いい景色だ。
嵐山は山に近く、天龍寺も山に抱かれるようにして存在している。
山側から見るとこんな感じ。嵐山から大体真東に向かっての景色。
大文字焼きの山、京都の東端の方まで見えるんじゃないかな。
この手前の木は枝垂れ桜。
桜が咲く頃には見に来たい……けど、嵐山なのでものすごく混むんだろうな。
ぼんやりしながら歩いてたら椿が綺麗でハッとした。
天龍寺で十分ゆっくりして、気持ちもだいぶほぐれてきた。
嵐山に来たから、とりあえず渡月橋を見て帰ろうか。
悲しいことがあって、それをnoteにぶちまけたくなって書いてみたけど(少しの時間公開もしてたけど)、そのせいで余計に落ち込んでしまった。
自分の本当の気持ちをコンテンツにしちゃダメだな。
そういうことがもてはやされるのだろうなと思うし、リアルな心情表現を見ると感動するけど、私には合わないみたいだ。
noteで書くこと、書いたものを人と共有することが楽しくて、考えなく進んできたけど、書くことと同じくらい書かないことを大事にしないとな。
帰り道で食べた「京都コロッケ」も美味しかったし、明日からまた頑張るかー。