複雑性PTSDとわたし
学生の頃から、メンタル疾患と付き合いながら生活している。
夫の異動に伴って、いくつか病院を転々とし、3年くらい前に通い始めた病院で、「複雑性PTSD」という診断がついた。
ときどき、わたしは「フラッシュバック」の症状に苦しむ。
過去に経験した心の痛みがぶり返してきて、ドーンと落ち込んでしまう。
そういうときは、自分を責めるクセがとても強くなって、制御不可能になることがある。
頭では、「そんなに自分を責めなくてもいい」とわかっているのに、
「自分はなんでこんなにダメなんだろうか」という自責の念を抑えることができないのだ。
こういったフラッシュバックの症状は、どうやら中高生の頃には出ていたようだ。
それも、かなり頻繁に。
毎日、ただ生きるのに必死だった。
フラッシュバックのつらさは、今のほうがよっぽど楽で、メンタルの状態が少しずつ上向きになっているのを感じる。
些細なできごとで、突然、ドーンと気分が落ち込み、それが数日間〜数週間続く。
それ以外は、気分よく、たくさん笑って過ごしている。
数年、数十年単位での変化ではあるが、諦めずに自分と向き合っていれば、症状は回復していくのだと実感している。
小中学生の頃は、
「生きるのがつらい」
「もういなくなってしまいたい」
という気持ちでいっぱいで、それがずっと続くのだと思っていた。
でも、35歳になった今、わたしは、ときどきフラッシュバックが起きることと、コミュニケーションが苦手なこと以外、おおむね健康で、気分よく毎日を過ごせている。
今回、この記事を書いたのは、わたしのように複雑性PTSDを患っていても、諦めずにコツコツ自分と向き合っていれば、快方に向かう可能性があることを伝えたかったからだ。
わたしの両親は、昔、いわゆる「毒親」だった。
毒親に育てられて、メンタル疾患を患い、今は自分が子育てをしている。
親の影響をどうふり払ったのか。
体調不良時にはどんな子育てをしているのか。
メンタル疾患がどう改善してきたのか。
こういったことを、少しずつ書いていきたい。
少しでも、お役に立てればうれしい。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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