『ねこしき』『いとしいたべもの』『東京日記』『曽根崎心中』
『ねこしき』猫沢エミ
Instagramで見るおいしそうな食べ物や、パリのパートナーとの裏話がわかった。色々あっても美味しいご飯を大切にするの人は魅力的だ。昔『CUTIE』で見ていた美人さんとこんな形で再会するとは。
『いとしいたべもの』森下典子
『日日是好日』の森下さんによる食べ物エッセイ。絵も森下さんによるもの。おいしいポイントがしっかり絵に現れている。森下さんはトンカツと千切りキャベツにブルドッグソースをかける描写を9行に渡って綴る。どうかしている。(褒めてる)
『東京日記5 赤いゾンビ、青いゾンビ。』川上弘美
本を読むと影響を受けて、脳内言語が筆者の文体になることがある。川上弘美さんの周りで起こる不思議なこと、ご本人の不思議な言動に、自分の脳みそがふわっとする。トリップ感がよい。
『曽根崎心中』角田光代
遊女 お初の狂おしい恋。疾走感。どのくらい近松門左衛門の原作通りなのかわからないが、お初の過去、恋を知ってしまった女、スリリングな出奔と実にドラマチック。よくできている。
あと表紙が怖い。机に置いてあると上に別の本を置いて隠さないと落ち着かない。本当に怖い。なにこれ。
『仕事本』左右社
コロナでこれまでの普通が変わってしまった2020年4月。タクシー運転手、本屋、ミュージシャン、ごみ回収員、ダンボールメーカーの営業など様々な人の日記。自分や知人などではわからない様々な人たちの影響を垣間見れた。図書館の返却期限がきてしまって途中まで。
『パンダの丸かじり』東海林さだお
東海林さだおさんを読むのははじめて。こんなに食い意地が張っている私だというのに。図書館の返却期限がきてしまって途中まで。
『3月のライオン』羽海野チカ
前投稿参照。
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