『東京の空の下オムレツのにおいは流れる』石井好子
この本を読んだわたしは、フレンチビストロに行きたくて仕方ない。
1922年生まれ、2010年に亡くなったシャンソン歌手 石井好子さんの料理にまつわるエッセイ集。連載されたのは『暮しの手帖』。
フランスで、日本で歌を唄い、世界を旅した石井さんは食いしん坊で料理が好き。「ワイン」を「ブドー酒」と呼び、ズッキーニが日本では珍しかった頃の料理と文章なのだが、なんと美味しそうなこと!!(「鶏肉をワインで煮る」、より「鶏肉をブドー酒で煮る」のほうが、より美味しそうな気がする気がしないでもない)
あぁ、世界の美味しいものを食べに行きたい、思い出をたくさん作りたい。そして好きな人たちとテーブルを囲みたい。毎晩寝る前に読んでいたが、幸せな気持ちで布団に潜り込める本だった。
『東京の空の下オムレツのにおいは流れる』石井好子
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