医師の中村哲さんの物語を読んだ感想
今月に入り急激に体調が回復して無理なく朝活(資格試験勉強)に取り組み始めることが出来ている。
正直なところかなり元気なので躁状態の睡眠障害ではないか懸念してるけど心身クリアで動ける時に素直に従おう!っと3時間朝活した後に、仕事に向かう道中に
『中村哲物語』
を読んだ。動画で中村哲さんの活動を観て知ってはいたけど、移動中の暇な脳みそに読書というイベントを入れて知識の引き出しを増やそうと手に取った。
小学校5.6年生の課題図書とあり私の現在においても読みやすく、動画では水路を作った晩年しか知らなかったけど、この本には生い立ちから書いてあり、祖母の教え、叔父さんの自死についても記載してあり、中村哲さんの履歴・背景がより深い理解に繋がった
1人の物語ではあるけど戦争・宗教・政治・差別・環境問題の面でも気づきや学びがあり、なんといっても
『地球温暖化は先進国が引き起こしていて、地球温暖化に加勢していない発展途上国が干ばつや不作、感染症、戦争の被害に遭っている』と。
確かに、確かに地球目線で考えたらそうだよなぁ、出生地ガチャと表現はあまりにも幼稚であり、その地に生まれた運命とかではなく、社会問題だよなぁ
だからこそ皆が自然に還るってことは難しいので提唱しないけどせめて理解して支援をする必要はあると恥ずかしながら改めて感じました。
これは貧困者を裕福者が助ける、のではなく、表現は難しいけど…わかるかな…ありがとうも変、ごめんね、も変、うーん、地球規模で考えたら当たり前のことだと思いました。
今までコンビニのお釣りとか寄付行為はずっとしているけど認識の違いがあった。
また、中村哲さんは医師でありつつも治療の前の予防ということで水路を作ったり、自給自足を一緒にしたりと貧困と病院環境不足の理由にもある
水の問題を解決して現地の人が自立して生活できるまでの指導を身をもって行なったこと、娘さんの協力も加わり土木や農業の勉強もして困難を乗り越え、現地民が与えられる支援ではなく、生きるスキルを身につける教えを施した活動が素晴らしいと涙…
何より哲さんは九州大学農学部を目指していたけど家族のために医学部に進んだ過去、目の前のことに励みながらあとから望んだ道が向こうから近づいてきたことや祖母や叔父さんの存在が根底にあることにも胸が震えた
(中村哲物語読んだらわかる!!)
偉人の偉業を知ると、比べること自体烏滸がましいのは承知の上で、自分は世の中の何の役にも立ててないことにかなり落ち込むし、描いたことが何も形になってないのにダラダラしてる自分に苛立ちを持つ。希死念慮持ったり情け無いよねって
簡単なことではない、想像を絶する苦悩がある、この本は小学校5.6年生の課題図書ですが高校生、大学生、大人になるにつれより深い読み方ができ、生き方に『喝と活と意欲』を与えてくれる良本。