焙煎人倒るる?!
今年一番東京が寒かった日。私は日本橋三越の4階に用事ができた。よって朝5時から起きて、朝の家事仕事を済ませ、焙煎のための生豆の仕込みをして、駆け足で家を飛び出したのが10時だった。
焙煎人が起きるのは11時15分、そこから朝食を食べ、その日の焙煎のシュミレーションという大義名分の瞑想に入り(ワニ謎時間)、なんやかんや用事を済まされて実際、取り掛かるのは、早くて13時!遅くても14時過ぎには始まるので、それまでにまた急いで帰ると、ちょうど始まるところで
おかえり
と言われた。PC作業をしつつ、本格的な焙煎業務に取り掛かるべく、今後、私が(焙煎を)始めるのは、まずは火加減(塩梅をしること)が大事なのでガス圧系ではなくて、実際の火を観察したい。作業をしつつ、横目でジーーーっと覗くと
何やってるの?
と聞かれる。炎を観察してるんですと返事をすると
ほー。
と、にっこり笑って焙煎に集中された。2窯焙煎が終わり、豆を冷ますのを私がしていると
なんだかお腹が痛くなっちゃって気分が悪い(理由がわからない)ので、どうしよう?と相談をされた。相談をされても変わってあげることはできないので、今日の仕上げのハンドピックは私一人でするのでアナタは寝ていたら?と提案すると瞬殺で眠られた。
そのうち起きてくるだろうと思えど、一向に起きる気配はなく、結局一人で12kgの豆の仕上げのハンドピックをすることになった。仕上げは、より大事なので3時間ほど時間がかかったが、満足のいく仕上がりに、ますます焙煎家になる意識が強くなる。
試飲を一人でし、結局焙煎人がムクっと起きたのは夜の20時手前だった。
どうして2月は(体調のことです)相性が悪いんだろう?2月は苦手なんだよ…
と、ここ3年聞かなかったセリフを久々に聞いた。寒さに弱いワニである。どんなに温かくしても2月という実績が、いろんなことで体調に負荷がかかるのだろう。その分私が頑張るんで問題はないが、急遽明日から2日間ワニ休みになったので、私は何をしようかと悩む次第であります。
夜、ワニさんに仕上げのハンドピックのチェックをしてもらうと、8割OKなものと、バッチリですのものとです!とブラジルのピーベリーが混合焙煎されたものの方はし直しとなる。ワニマジックハンド!その仕上げのハンドピックの精度でよりワニ珈琲の味わいは謎のベルがかかるのです。
いつもお世話になってる方からホーンテッドマンションは寒いだろうとワニコレ(ワニグッズのコレクションの略)が送られてきた。ありがとうございワニ!と使い方をワニさんに見せた。