
なぜ、よく焼けすぎるのか?
仕事も、休みも、お金もほどよいところで暮らすのが一番平和に思う。コーヒー仕事を手伝う傍ら、暇を見つけてはパンを日々作る。毎日繰り返すその中で季節の微妙な移り変わりを生地と焼き上がりで感じるのだが少し前(より明確に感じるのは3日前)からパンが焼けすぎている…
なぜだ?
今日も寒い1日だった。寒さのせいか、こだわりのせいか、焼成が上手くできなくなったなか?(正確には自分お思うようにいっていないという事) 300度で予熱して、温まったら250度にして25分焼いて230度に下げてさらに32分焼くのだか、焼き上がり17分前にシートを外して好みの焼き色に仕上げるのだがいつもより黒く焼きあがる。

なぜだろう?
そしてクラムが思い描くより大きく仕上がるのと、横伸びが足りなくクラストが分厚く感じる。カットしたパンの端をまじまじと見てリベイクして食べて確認するが理想ではない。どうすれば良いのか?

温度を下げて中が生焼けになるのは嫌だし、かといって焼く時間を長くするのも嫌だし。完全な発酵不足ではないので…うーんと頭を悩ますところなのだが、部屋の日当たり(天気)が悪いのは影響しているように思う。生地を触った感じ、あと10g水を増やしても良い気はするので、今日焼成する生地は温度を下げて焼いて、明後日の生地の仕込みは加水率を上げることにする。ちゃんとした味見は明日の朝になるがもどかしい。
ここで忘れては、いけないのは人間ほど良いが一番なはずなのだからパンもそうあるべきと自分にいい聞かせる(笑)
そして、今日は焙煎機の(煙突をメインとした)大掃除だった。ワニ歴の新年は2月なので物事の基軸がここになる。毎年、そろそろかな?と思う時に声がかり軍手を準備して毎年同じ服で掃除している。終わることには焙煎機はピカピカの空気も透き通ります。その分、私とワニさんはススまみれになる。
大掃除自体、今まで何度となく繰り返してきた当たり前のことだけど今年はなんだか特別なことに思えた。ワニさんも大御所の入り口に立ったということかな?コーヒーの染み込んだ暮らしがそう語りかけた。
