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りんごが赤くなると医者が青くなる3

引き続きりんごについて書きます。

チェルノブイリ原発事故ですが、どこまでを事故の影響とみるかで二転三転しましたが、実際はヨーロッパ全土に広がり、日本を含む全世界にまで及びました。
2006年に国際ガン研究機関(IARC)は、ヨーロッパ全域の5.7億人を対象とし、1万6000人という死亡予想を発表しています。
この中で甲状腺がんが科学的に認められました。
子どもたちの甲状腺に一気にヨウ素131が取り込まれ、発病の様子がはっきりしていたためです。しかし、問題はそれだけではありませんでした。その他の放射性核種、特にセシウム137のような物質は、体内に長く留まってじわじわ身体を蝕む毒だったからです。

体外被ばくより怖い体内被ばく
放射性物質の原子核(放射性核種、放射性同位体といいます)は、非常に不安定で、放射線を出しながら崩壊していきます。崩壊しつくしてしまえば、安定して放射線も出なくなります。時間がたてば、どんな放射性物質も放射性物質ではなくなるわけです。しかし、放射性核種が出している放射線は大きなエネルギーをもっていて、生物の細胞を通過し、傷つけてしまいます。
<中略>
被ばくには、外部被ばくと内部被ばくがあります。
外部被ばくというのは、空気中や大地にある放射性物質から出ている放射線を浴びること。これは汚染した地区を離れ、服や皮膚についた放射性物質を落とすなどすれば避けられますから、持続的な被ばくを避けることができます。
一方、内部被ばくは、体内に放射性物質を取り込んでしまうことによって起こります。一度、体内に入ってしまった放射性物質は、外に排出されるまで、からだの中で放射線を出し続け、細胞を傷つけます。その影響は長期にわたります。しかし、どの程度の悪影響が出るかは、推し測るしかありません。チェルノブイリ原発事故の場合は、体内被ばくの94パーセントが食品からでした。
その他、飲み物からが5パーセント、空気からが1パーセントだといいます。「汚染されている食べ物を食べない」ということができず、「目に見えない内部被ばくを予防する」ということができなかったわけです。

『林檎の力 』田澤賢治著

外部被爆の症状は身体の露出している皮膚に顕著に表れるのでわかりやすいですが、内部被爆は自分の体の中を常に見ることができないので、発見したときには実はかなり進行している恐れがあります。
それも、即行で現れるのではなく時間をかけてじわじわ悪影響を及ぼすので、因果関係を特定するのも難しくなります。
子どもたちの甲状腺がんの原因となったヨウ素131なんですが、意外にも半減期(放射線を出す力が半分になる時期)が短く、8.04日で体内の生物学的半減期では7.5日のため影響は長続きはしませんが、セシウム137の方が半減期が長く厄介です。約30年です。しかし、大人の体内の生物学的半減期は平均109日、子どもの場合は平均70日程度かかります。
体内に取り込まれた放射性物質は、代謝と排泄作用で体の外に捨てられるので、とにかく出すこと。だからアップルペクチンなんですね。

やっかいなセシウム137
最初に紹介したネステレンコ博士が測定していたのは、セシウム137の放射線量です。 ベルラド研究所では、体重1キログラム当たり、30ベクレルを超える測定値が検出されると、アップルペクチン添加食品(ビタペクト)を摂るように子どもたちに勧めるそうです。30ベクレルというのは、つまり、毎秒30個の原子核が崩壊して放射線を発しているということです。
事故の時、空気中に放り出された放射性物質は、雨とともに地表に落下してきました。
セシウムは28度Cで水に溶けるので、原発事故後に降った雨によって地上へ降り、水や土の汚染が広がりました。
植物は、土壌にはりついたセシウムを吸収してしまいます。そして野菜や穀物が汚染されてしまいました。 汚染した牧草を食べた牛のミルクも汚染され、加工品であるヨーグルトも汚染しました。 当然、牧草を食べた動物の肉も汚染されてしまいます。ベラルーシでは、もっとも危険な食材は、野生のきのこやベリー類、野生動物の肉だといいます。事故後手つかずの森は、野生動物やきのこ、野生のベリーなど食べ物の宝庫です。 以前の生活と同じように、森で食材を得ようとする人が後を絶ちませんでした。
しかし、体内にたまったセシウム137が発している放射線は、細胞を傷つけ続け、明らかに健康に悪影響を与えています。また、放射性ヨウ素と違って、その健康被害を実証するのは簡単ではありません。

『林檎の力 』田澤賢治著

食べ物に困ってしまうと、外へ出て野草や木の実とか狩りで野生動物の肉を食べたりとか、非常時はそういう手段がありますが、放射能で汚染されてしまってはひとたまりもありません。
放射性物質は、ミネラルと化学的性質が似ているため、人間も動物も植物も生命活動に必要なミネラルと見なして取り込んでしまうんですね。
雑草なんかは根が強く土壌のミネラルを吸い上げますし、葉面からも吸収してしまいます。食べにくいですが野菜以上のミネラル分を含むものも多いのは根の吸収力が強いからなんですけど、そういった強健さがかえってあだになってしまいます。
ただ一つ、放射能汚染を免れた野菜というか野草?があったようです。
まだ収穫時期ではなく、その作物の秘密については私もまだ食べたことがないので一度調理してどんなものか確認してから追々紹介したいと思います。
まずはりんごの記事をnoteで書くことを目指します。

心臓と放射性物質
ベラルーシの医師であり病理学者であり、ゴメリ医科大学の初代学長だったユーリ・バンダジェフスキー博士が行った、セシウム137が人体に与える影響の研究が、色々な意味でとても有名です。
それは、政府の方針と対立しながら「たとえ低線量であっても、セシウム137被ぼくは非常に危険である」と訴え、国の内外に大きな影響を与えたからです。
博士は、放射性セシウム摂取による体内被ばくの研究がほとんどない中で、被ばくして死亡した人や動物の病理解剖を行って、心臓、腎臓、肝臓などに蓄積されたセシウム137の量と、臓器の細胞組織の変化との関係を調べました。チェルノブイリ・ゾーン住民に対する大規模な健康調査、汚染した食料を使った動物実験なども精力的に行いました。
そして、「低線量であっても、セシウム137被ばくは非常に危険である」との結論を発表しました。
その論文が、 茨城大学名誉教授で「チェルノブイリの子供を救おう会」の会長でもある久保田護先生によって、『人体に入った放射性セシウムの医学的生物学的影響』として翻訳・刊行されています。
バンダジェフスキー博士は、セシウム137による体内被ばくが続くと、細胞の発育と活力プロセスがゆがめられ、心臓、肝臓、腎臓の不調の原因になると指摘。いくつかの器官が同時に放射線の作用を受け、代謝機能不全を引き起こすとしています。
とくに、心筋は、セシウム137が蓄積しやすく、代謝プロセスや膜細胞組織に大きな影響を与えます。その結果、心機能に障害が生じて、心電図異常、不整脈、突然死を引き起こすというのです。
セシウム137は化学的性質がカリウムに似ているために筋肉にたまりやすい先に述べましたが、心臓はまさに筋肉のかたまりです。それゆえ、心臓を構成する心筋細胞に、セシウム137は蓄積されるわけです。

『林檎の力 』田澤賢治著

放射性物質が、ミネラルと化学的性質が似ていることが大変厄介です。心臓にセシウム137が蓄積されやすいのならなおさら早急に排出させなくてはいけませんね。

逮捕されたバンダジェフスキー博士
バンダジェフスキー博士は、当時、「チェルノブイリ原発事故による放射能は人体に大きな害がない」とするベラルーシ政府と対立して、その安全基準や甘さを攻撃する急先鋒であり、ある意味でヒーローのような存在でした。ところが1999年、突然、収賄罪の容疑で逮捕され、人々を驚かせます。ゴメリ医科大学の受験者の家族から賄賂を受け取った容疑でしたが、博士は無実を訴えました。
その後、国際世論が高まり、国際アムネスティ (国際人権擁護団体)の運動などのおかげで刑期途中で釈放されたバンダジェフスキー博士は、現在、ウクライナにいるそうです。 ベラルーシからは国外追放され、故国に戻ることはできません。
ある報道番組が2011年12月に博士にインタビューをしており、「日本には、体内から20~30ベクレルの被ばく量が測定される子どもがいて、危険である」あるいは「とくに心臓疾患の子どもが増えるだろう」というコメントが報道されたそうです。
残念ながら私は見ていませんが、彼の研究結果から考えると、たとえ10ベクレルでも、継続するようであれば、注意する必要があることは明らかです。しかし、ここは日本です。体内被ばくをゼロに近づけることができるはずだと思います。

『林檎の力 』田澤賢治著

日本で心臓疾患が増えたかどうかなんですけど、増えていました。

実際、心臓疾患は増え医療関係者の家族のツイートでは心臓の手術がやけに多いとか情報がありましたし、突然死が増えたそんな話もありました。
ちなみにAIによる概要はこんなものでした。
東京電力福島第一原子力発電所の事故後、避難した人々の間で心血管疾患の発生率の上昇が見られましたが、これは社会的変化や生活習慣の変化の影響と考えられており、放射線被ばくに起因するものではないと結論付けられています。

このAIはポンコツですね。誰の都合で作られたのやら・・・
バンダジェフスキー博士の記事です

「残念ながら日本人は情報が少なすぎる。(政府当局は)情報を隠している。今のような形で情報を隠し続けると、(対策の遅れによって)数十年後に日本の人口は激減してしまう。この悲劇を小さな事故だと見なしてはいけない。」と言われてしまいましたよ。で、対応が遅れたと。
当時は民主党が政権交代したときでしたね。
原口さんが総務省にいた頃、報道規制をしたとはっきり仰っていましたからね。真実を明かしても隠しても国に対する信用は失われますが、明かした方がマシなのは当然のこと。起こってしまったことは変えられないのだから命を救うことが最優先です。

半減期は半分に短縮
ネステレンコ博士は、1996年から2007年にわたり、16万人を超える子どもたちに、18日間から25日間、アップルペクチン添加食品(ビタペクト)を1日2回5グラムずつ服用させたところ、その治療ごとに、体内に蓄積されたセシウム137のレベルが30~40パーセント減少したと記しています。セシウム137の生物学的半減期は、子どもの場合15~10日(平均10日)ですが、ビタペクトを服用している子どもたちの場合は半分に短縮されることも、データで裏付けられています。ビタペクト服用グループの子どもの放射性活性の相対減少率が平均3・2パーセントで中央値が3・6パーセントだったのに比べて、プラセボを飲んでいたグループは、単純平均が14・2パーセント、中央値は13・1パーセントでした。 ペクチンを服用した子どもたちの生物学的半減期は27日に短縮され、プラセボを食べていた子どもたちのそれは8日間だったのです。体内にある間、セシウム137は細胞を傷め続けるのですから、生物学的半減期の短縮に大きな意義があることはいうまでもありません。
また、ベルラド研究所は同様の比較を海外で過ごした子どもたちに対しても行っています。
汚染地域で生活しているチェルノブイリの子どもたちを、転地療養 (ベルラド研究所では「健康プログラム」と呼んでいます)のために、環境のよい場所に招くという活動が、1990年頃から世界中に広まっていて、日本でも里親ボランティアをしている人々がいます。 先の久保田護先生もそのひとりです。チェルノブイリの子どもたちは、来日したばかりの頃は、顔色が悪く頭痛を訴えたり、元気がありませんが、クリーンな場所でクリーンな食べ物を食べていると、めきめき元気を回復し、体調不良が消えて、1カ月後に帰国の途につくといいます。ネステレンコ博士によれば、転地療法をする子どもたちに対して、 ビタペクト服用の結果を測定したのは、転地療養プログラムを実施している海外のNGOからの依頼によるものだったそうです。そこで、出発前と出発後に放射線量の測定を行いました。その結果の一つ、ドイツ、スペイン、カナダの減少率を比べてみると、いずれの国も服用の成果は見られます。しかし、ドイツだけが、なぜか、他に比べて減少率があまり高くありません。クリーンな食事という条件はいっしょなのですから、ドイツで月を過ごした子どもだけが減少率が低いということには、何か理由があるはずです。
肉ばかり食べていたからか、など食事内容や海外での過ごし方を調べていくと、興味深い発見があり、これらは日本でも参考になるはずです。

『林檎の力 』田澤賢治著

アップルペクチン添加食品(ビタペクト)を服用してセシウム137のレベルが減少するのは共通のようです。
しかし、個人差が出てしまうのは個人の食生活が影響していると考えられます。食事が小麦製品ばっかりとか、添加物まみれのインスタント食品、ジャンクフード、糖質の摂りすぎであれば効果が出にくいのかなと思います。
これは、イベルメクチンやアビガンの効果でもそうなのですが、やはり食生活がきちんとしていて、腸内環境が良好な人の方が少ない量でも効きやすいのと共通しています。
我が家では、ハムやベーコンの購入はやめて自分で作ってます。ピンク色のハムが入ったサンドイッチを見るだけで買う気も失せます。
日本で売られているピンク色の加工肉は洗脳です。
時短、便利さの裏には数多くの添加物という代償を伴います。
できることから食生活を改めましょう。

ここでチェルノブイリを持ち出したのは、人工地震が増えているからでもあるのです。原発がある地域が狙われやすいですね。
衆議院選、アメリカ大統領選を控えているので本当に何が起きてもおかしくありません。今は戦争中だと思ってください。
もしものことがあった時、知識として覚えておけば大いに役立ちます。
原発事故だけではありません。
レプリコン地獄や鳥インフルに備えての意味もあります。

ここまでお読みいただきありがとうございます。


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