体育の授業について(水泳編)
体育の授業、今回は水泳について書かせていただきます。
昨今、学校で水泳指導をするのかどうか、話題になっていますが、現場ではとりあえずまだやっていますので、どのようにやっているのか書いていきます。
流れは
①めあての確認
②グループごとに練習
③振り返り
です。
準備運動は当たり前と思い、流れからは省かせていただいています。前回までのボール運動、器械運動も同じです。
前回の記事は以下のものです。
項目ごとに解説していきます。
①めあての確認
教室で行うことが多いですが、今日のめあてをカードに書きます。
具体例で書くと「けのびを10回練習する」「25mの半分までを5回泳ぎきる」「合計500m泳ぐ」など数字を絡めて書かせることが多いです。
最後に振り返った時に、できたのかどうかを判断しやすいからです。
②グループごとに練習
水泳学習は、担任一人で子どもたちを見ることはほぼありません。そのため、ほかの先生方と協力しながら、子どもたちを技能ごとにグループに分けて指導します。
水泳は習っている子もいて、技能の差がかなりあります。得意な子たちは、自分たちのめあてにむかってどんどん取り組ませます。
苦手な子たちは、バタ足、伏し浮きなど本当に基礎のところから指導をします。
③振り返り
振り返りも、教室へ帰ってから行います。それぞれ、めあてを達成できたか振り返ります。
ここで一つ大切なのは、「めあてをクリアしたからよいというものではない」ということです。
自分を伸ばすために、できるか、できないかギリギリのラインを見極める力も大切です。めあてのクリアに固執してしまうと、できるレベルのことしかめあてにしなくなってしまいます。
クリアにこだわる子には、「○○さんならもっとできると思うよ」と声をかけます。
水泳学習は、準備や着替えにやたら時間がかかり、2時間のコマで行っている学校もあるかもしれませんが、大規模校になると次のクラスや学年の時間もあり、なかなか時間が確保できないのが実情です。
今後どうなっていくかわからない水泳学習ですが、先生方できることを頑張っていきましょう。
本日もお読みいただきありがとうございました。