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“木"しか見ていないか?

完璧主義の人は、木を見て仕事をしている。
上手に力を抜く人は、森を見て仕事をしている。

目先のことだけにとらわれていると、結果的に足元をすくわれる場合があります。

例えば、依頼が来た順に仕事をこなしていくとします。作業依頼メールが来たらその作業をし、上司から資料を作成して欲しいと言われたらその仕事をする。

このように計画なく目先の仕事に振り回されていると非効率に陥ります。そして、1日を振り返った時に、結局抱えている重要な仕事に手をつけられず、「ずいぶん遠回りをしたな」「無駄なことをしたな」ということになってしまうのです。

上手に力を抜く人は、一週間、1日の計画をしっかり立てて目の前の仕事に集中します。一週間と1日の仕事の計画を立てることは、木を見つつも森を見る視野を持つことです。

例えば、目先の仕事について全体の仕事を考えると、「今やるべきか?」「優先順位はそのままでいいのか?」と考えるのです。また、仕事を依頼されたらしっかりと緊急度を確認し、場合によっては納期をずらす交渉もします。

そして、状況に応じて柔軟に、かつ主体的に優先順位を設定していくのです。


木を見て森も見る

完璧主義の人は、小さなことに焦点を当てすぎて、全体が見えない時があります。

結果、本当に重要なことを見逃していたり、仕事の状況が変わって、もう不要になったことをまだやり続けていたりすることがあります。

そこでまず起点となるのは、森を見ることです。

俯瞰していれば、物事の重要度がはっきりと見えますし、変化も見えてきます。

仕事は、状況によって対処すべきことが常に変わっていくものです。上司に依頼された時と今の時点では変わっている可能性があります。仕事をしながら進捗を見ておかなければなりません。目の前のことと一つに集中しすぎている自分を客観視することが重要です。

あなたの上司が課長なら、部長の視野から仕事を眺めてみましょう。2つ上の上司の視野から見ると、仕事の全体像が見え、「どこが大切なのか」「リスクはあるか」など、考えやすくなります。

また、もし自分が上司の立場で部下に「こと仕事を任せるなら、その意図は?」など、ぜひ自分自身に質問してみてください。



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