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心が折れやすくないか?

完璧主義の人は、心が折れやすい。
上手に力を抜く人は、徐々に精度を上げる。

孫泰蔵さん(孫正義さんの実弟)は、ガンホーの創業者で「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)をヒットさせました。

パズドラをヒットさせるまでには、長い年月がかかっているのですが、そのことはあまり知られていません。

実は、同社は、ケータイゲームの会社がどんどん撤退していった中、開発を根気強く続けたことで成功を収めたのです。

孫泰蔵さんは、これをがっかりタイムを乗り切ると表現しています。がっかりタイムとは、次のようなものです。

努力と成果はすぐに直結すると考えがちですが、実際は努力し、粘り強く続けた結果、一気に成果が出始めるタイミング(ぶっちぎりポイント)がやってくるという発想です。

新しいことにチャレンジしようとする時は、試行錯誤の繰り返しの過程で徐々にうまくいくようになるものです。

だからこそ、その試行錯誤をどれくらい長く続けられるかで、仕事の上達も変わってきます。


少しずつブラッシュアップしていけばいい

仕事では「うまくいかない・・・」という事態とたくさん向き合う必要があります。

完璧主義の人は、今日一日の結果について、「できた」「できなかった」と評価しがちですが、グレーゾーンがないと常に、「できなかった」という自己否定の連続で疲弊してしまいがちです。そして、途中で投げ出してしまいがちでしょう。

特に、自分のマインドやスキルを大きく変えたり、仕事のやり方を変える場合、成果が出るまでに時間がかかる場合があります。今、一つ一つがうまくいかなくても、学び続けば、必ず少しずつ前進していきます。

一ヶ月、三ヶ月、半年、一年、三年、五年と継続したらどうなっていくか、想像してみましょう。

小さな一歩でも、続けていけば、掛け算効果でどんどん成果は拡大していくのです。だからこそ、少しずつ磨き上げていくことが重要です。小さく生んで、徐々に磨き上げていく、長期戦の発想を取り入れてみてください。

上手に結果を出す人は、1ミリでも進んでいることを喜び、成果が出るまでにはがっかりタイムがあることを踏まえ、ただ淡々と努力を続けます。

そういう人が、ぶっちぎりポイントを迎え、周りと圧倒的な差をつけるのです。



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