【soraの詩】木曜日の退屈
小雨まじりの木曜日
昨日、傘を貸してくれて
雨の中に消えたきみは
今日、くしゃみばかりして
前に座る背中が
そのたびに揺れる
4限目
国語の授業は退屈で
さっきからずっと
窓の外ばかり眺めてる
山にかかる雲の切れ間
(あ、虹だ)
きみの背中を指でつつく
鼻をすすりながらきみは
指の先をゆっくりと目で追って
ぽつりと言った
「にじら」
お弁当の時間
「ほい!」
昨日の傘のお礼
わたしの玉子焼きを
お弁当箱のフタにのせた
「お」
きみはやっぱり素っ気なくて
そして今日もまた
あの事は
言えそうもない
(つづく)
🐱noteの街を旅する侍・うおざびさんとのコラボ企画です。というか、うおざびさんが書かれたステキな詩「月曜日の朝」に、わたしが強引に割り込みました笑。
ご快諾いただき、ありがとうございます。
筋書きについての打ち合わせをまったくしていないため、今後どう転がっていくかは予測不能。皆さんもぜひ、学生時代に戻った気持ちでお楽しみくださいね♪
「なんのこっちゃ?」という方は、ぜひこちら⬇️から、どぞ(っ´ω`)っ
続けて読むと、また違う発見があって面白いですよー(≧▽≦)
◼️月曜日。すべてはここから始まった‼️
◼️火曜日。なんだなんだ?sora参戦‼️
◼️水曜日。うおざびさん。本気出す。
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