旅に出た絵本

先日、届いたgift

遠方の知人からのプレゼント

彼女曰く、
自分より○○さん(私)が持っていた方がいいのでは…

とのことでわざわざ雨の中 郵便局まで足を運び、定形外郵便ではなく
レターパックプラスで送ってくれた

中身は 濡れないようにきちんと袋が密閉してあった

本人には不要の物でも 贈る相手の事を思って詰めてくれたんだと思うと嬉しくてたまらなくなった

早速、お礼のメールをしたものの
何か他にお返しができないかと
数日頭を悩ませた

貰い物を譲ってくれた形なので
金額では表せない
物によっては 贈られた相手が恐縮してしまう
送料だけでも と言っても受け取るはずがない

本棚から何気に取った1冊の絵本

それは 昨年 知人から贈られた絵本

18年寄り添った猫が亡くなって
お花代わりにキャンドル彫刻を贈ったら 猫の絵本をお返しに送ってくれた

猫友の間でも 人間と変わらないやり取りがある

その絵本は 猫の親子の話

仔猫の可愛らしさと母猫の優しさがたまらなく 
大人でも心の中に穏やかな温もりを抱かせてくれた絵本だった

ダダ漏れのキュンキュンした
この気持ちをお裾分けしたい

本をめくりペンを持つ

中央にハート(これは私の気持ち)
その中にありがとうの気持ちを込めて
名前と日付そしてスタート地点の地名を書き添えた

それから矢印をつけて 贈った方の名前を記入

絵本を手放したくなければ
大事にしてくれればいい

だけどいつかは処分する気持ちになるかも

その時は 誰か次の人に
贈ってほしい

その時に 日付と発送地を書き足し
矢印をつけて贈る方の名前を添えて欲しい

そして ぐるぐる地球上を旅してくれると嬉しいな

巡り巡って戻って来るかもしれない

もしかしたら どこかで朽ち果てるかもしれない

けど その本を手にした時に
贈りたい相手を考える時間が作れたら
素敵じゃないかな

誰に贈ろう？
最初に浮かんだ人は誰？

もし 突然 絵本が届いたら

その絵本は 旅の途中かも

ゆっくりページをめくってね
 

手洗いも

忘れないでね