外でいい子、家で癇癪。我が家の解決策(小学校低学年編)
周りの気持ちには敏感なのに、自分の気持ちには鈍感な娘。学校が終わって家に帰ってくると、途端に不機嫌になる。そりゃそうだ。本人は無意識だけど、学校で精一杯出来る子を頑張っている。先生に『○○ちゃんはしっかりしてるから勉強が苦手なその子のフォロー宜しくね』と言われちゃって、その子の分まで自分がしっかりしなきゃと常にその子の様子を伺って。ちゃんと見てあげれてるかずっと不安で。その子ができないと先生に自分がなんか言われないか心配で(その子が注意されても自分への出来ていない評価として受け取っちゃう)、その子の分のノートまで書いちゃったりして。逆にそれが『そこまではしなくていいよ〜』と言われちゃって(先生は娘が無理しないようにと言ってくれたはずだけど注意と受け取る娘)「どうしたらいいの、もう学校行くの疲れた。」と帰ってきたらため息ばっかりついて、叫んで、少しのことで涙が出るようになっちゃって。
私と似ていて、私には対処法がよくわからない。
夫に相談。「まずは自分のことから。少しずつでいいから自分のことから気にしてみよう。」だった。
『何それ?どうゆうこと?』
「まず、トイレに行きたいを無視しない。トイレに行きたいのを我慢できると思うけど、そうしてたら自分の体の欲求を無視してることになるから、それだって体にストレスを与えてるってこと。トイレに行きたいと思ったら、その瞬間に行くこと。」
『あ〜!私もいつも我慢してるわー!無意識に。』
「でしょ。そういうことから始めるんだよ。お腹空いたもそう。手を洗いたいだってそう。自分の感じたことを周りのタイミングばっか見てそれに合わせちゃって、ずっと体も思考も周りが中心。だから、少しずつでいいから自分のことから優先していくクセをつけていくといいと思う。」
私には絶対できないアドバイスだった。無意識に周りを優先してしまうなら意識的に自分を優先する!か。なるほど〜。正反対な性格の私たち夫婦。こうやっていつもお互いに足りないところを助け合ってそれをこどもたちにどうやったら伝わるかシュミレーションして伝える。
荒れていた娘に『辛かったら先生に話すから(どうしても頑張ってしまうので自分のことだけに集中させてもらえないかと)無理はしないでいいよ』と言うと「先生に話してほしい」とのことだった。先生にも伝えて、でも娘には『あなたができる努力は自分でしないと、疲れることを人のせいにしてもずっと疲れまくる人生になっちゃうよ、その対処法はね、、、』と先ほどの自分を優先する話をした。「トイレ我慢しちゃってるかも。わかんなかった。ストレスって少しのことでも積み重なっていくんだね。まずは自分の気持ちから聞いてみる。」と納得してくれた。
ふー。またしても娘の悩み解決で私が学んでしまった。私が生きてきて何十年も当たり前に我慢してきたことを娘は10年未満でこれから我慢せずに生きていけると思うと嬉しくなった。でも我慢のクセは10年未満でも染み付いてるはずだから定期的に『おーい、ちゃんと自分のこと1番優先してるかーい?』と声かけは忘れないでおこう。自分も忘れちゃうから一緒に、ね。