【面接指導】生徒のどこを想定して指導してるのか
おはようございます。
11月中旬。
大学の推薦入試面接の時期が近づいてきました。
毎日生徒がやってきます。
私は中学所属の教員で、担当は振られないので頼ってきた生徒をボランティアで見ております。
どんな生徒がやってくるか
毎年いっぱい訪ねてくるのですが、
①とにかくいろんな人と練習して場数踏みたい生徒
②対策講座申し込み忘れて頼れる人がいない、担任にKyanのところに行けと言われた生徒
③ノープランで、直前に少しのやってもらおうかな
④私を信頼して教えを乞いにきた生徒
④の子はまあ大丈夫。やる気あるし。
①~③の子は、私にコテンパンにされて、翌日から別の先生のところに行く人ばかり。
この人たちはだいたい落ちます。
コテンパンにされても食らいついてきた人は大概受かります。
ちなみに、志願書作る段階から私のとこにきて、面接までお世話した生徒は全員受かってるのは自慢です。
先生の面接指導
「〇〇先生と何回か面接練習してOKもらってます!」
と言って自信満々にやってくる生徒にかぎって全然できてないことが多い。
陥りがちなパターンは、
①予め志願書に書いた内容は自信満々に言えるが、内容を深ぼりされたら、抽象的でふわふわした、誰でも言えそうなことしか言えない。
②想定外の変化球打てない。なんならアイスブレイク的に投げた質問でフリーズする。
③そもそも自己分析できてないから、どう見せたいとか、戦略なし。
ようは、生徒も先生も書いてきた志願書で精一杯なんですね。
それをうまく言葉にして発するだけ。
これを作業的に繰り返し、受かればラッキー、落ちたら他に落ちた要因を求める。
これじゃあたとえ、別要因で落ちても、生徒は1mmも成長しない。
志願書は前フリでしかない
志願書を完成させるというのは、スタートでしかない。
志願書はレジュメでしかないんですから。
そこを履き違えている生徒、先生が多い。
だから、志願書を作るのには2~3週かけるくせに、面接練習は数回しかやらない。
私は、志願書に1ヶ月(清書、郵送にかかる時間含む)、面接準備に3週はかけさせます。
当然、その間、受験勉強も止めさせません。
めちゃめちゃ自己分析させて志願書作り、志願書に書いた内容をとことん深ぼりさせる。
甘く考えてた自分に気づいて泣いてしまうまでやる。
ここまで時間使ってやらせる先生はほとんどいません。
例えばこんなこと
教育学部を受ける生徒が「グローバルな人材を育成したい」と言ってきた。
大学のアドミッションポリシーに合わせたのでしょう。
「あなたが教員になるときに相手にするのは、まだ生まれてもいない子供たちでしょう。その子達が大人になるとき、社会はどう変わってると想定していて、そこで活躍するためにどんなことを教員として提供するべきだと考えていますか?」
と言った質問を投げています。
たいがいフリーズして終了。
自分が書いたことには責任持って答えられるようにしなさい。
ここまで深ぼりしてたら、どんなことも答えられますよ。
もっと具体的な内容も書きたいので、続きはまた次に!
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しばらく、このシリーズを連載したいと思います。