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『Paradise Lost』 植物水槽のお掃除と湿地から乾燥地への変遷

(蛙・ω・)<趣味の『植物』の話

ウチではいくつかの熱帯系品種を水槽で育てていますが、此度はその水槽を一掃しました。

原因は水槽環境の劣悪化と虫の発生源になってしまったため。
植物を育てていると切り離せない問題が虫害
ウチは全無機用土育成なので、土に湧くタイプの虫(コバエの幼虫等)はほとんど無いのですが、水槽は『ジュエルオーキッド』

を育成するために水苔と苔を敷いていたため、水苔の腐敗に発生するトビムシが大量発生(写真割愛)。
トビムシ自体は植物と土の循環に必要な生物ですが(一部キノコの食害や大量発生で田畑に害を齎す事も)

トビムシ目は森林林床などの堆積腐植層において、有機物の分解過程の重要な構成要素となっている。土壌分解系において有機物を摂食するが、実際には、一緒に摂食している微生物(主に真菌)を経由して主要なエネルギーを得ている二次分解者にあたる。

wiki

トビムシの天敵が存在しない水槽は箱庭。虫たちの楽園のようなもの。
増えて溢れるばかりで、水槽外の植物の鉢でも発生を確認。
駆除用のスプレー等々試したものの、そもそもの発生源を潰さないとやはり意味が無いようす。

なお、そのまま水槽を放置していても増え過ぎた生物の行く先は必ず『死滅』です。
これは「楽園実験」と呼ばれる研究

[食事∞、住処∞、病気0、命の危険0、の環境下で生物がどのような末路に至るのかの動物実験]

で既に解っていることです。

なので、水槽を放置しててもいずれ虫害に悩むことは無くなったのですが、その場合は別に育てている植物たちも全滅することになるので、まさに本末転倒。

……てコトで、

『Paradise Lost』


楽園はお取り潰し。
湿地環境だった水槽もとても気に入っていたのですが(寄せ植えていた植物全てが順調に育っていた)、虫害が発生してからは植物への悪影響も多大に見られる結果になってしまったので、いよいよ水槽を解体することを決意。

乾燥地帯の環境にし、無機用土で埋めることで虫害リスクを削ることにしました。

先ずは①水槽の中の土と水苔、苔を全部処分。虫の温床をリセット
水槽は丸洗い。本当は流木も煮沸消毒したいところでしたが、そうなると流木に活着した植物を外さないといけないのでこればっかりは却下。虫除けスプレーだけ多めにかけておきました。

②植えていた植物の根に付いた土や水苔も落として、食器洗い洗剤(目的は界面活性剤による虫の駆除)で植物ごと丸洗い

③軽石(日向石)で下地を作って、植える植物(湿地から引き継ぎ)を仮置き

④次に赤玉土(小粒)を敷き詰め
⑤乾燥地と相性の良い植物を追加

育っていた植物が減り、まだ若い株が増えたことで水槽の中はスカスカになってしまいましたが、良い感じに流木に活着したマメヅタランなども前水槽から引き継げたので

最終的に良い感じの乾燥地帯水槽が出来ました。

600mmの小さな水槽ですが、けっこう多めの植物を植えてます。

・フォーカリア☓2種
・マメヅタラン
・アドロミスクス
・アフェランドラ・ダニア
・ジュエルオーキッド☓2種
・フィットニア
・エケベリア☓2種
・アガベ[パラサナ]
・ハオルシア☓4種

アガベ パラサナ
ハオルシア オブツーサ[竜爪]
マメヅタラン、アドロミスクス、フォーカリア

あとは、半年くらい無事に育てば緑と赤で溢れる水槽になることでしょう。


(蛙・ω・)<お疲れ様🪲よくできました💯🎉

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