好きなものを語る__【腹話】の話
こんにちは(o・ω・o)サブカルオタクの虫圭です。
たまにやる【好きな物語シリーズ】の第3弾?くらいの今回は、
【歌ってみた】の謎の住人、【腹話】さんについて勝手に語っていきます。
きっかけとしては、ついさっき腹話さんがnoteを投稿したからなんですけど笑
⇒なるべく消さないようにしてる話|腹話 @fuku_wa #note
私が認識してる範囲でばっくり腹話さんのことを紹介させていただきますと、
▪️腹話(フクワ)とは
・ニコニコ動画『歌ってみた』カテゴリ等に動画を投稿している男性投稿者(歌い手)
・初期作はSound Horizonのコラボ作品
・「結ンデ開イテ羅刹ト骸」「裏表ラバーズ」において、その圧倒的歌唱力と謎の歌唱技術で一躍有名歌い手になる
・歌唱技術が多彩、かつ高い精度で、聴き手を「!?」とさせることがやたら多い
・本人の素性がとにかく謎だらけのため、動画のタグに『謎の~』がつくことが多い
例「謎の完成度」「謎の中毒性」「謎の多声類」など
・リコーダーも謎に上手い
⇒【コラボ】Sound Horizon 死せる者達の物語 歌ってみた【kuroyagi&腹話】
・2017/1月に発売されたアルバム『aNOThEr__(アナザーノート)』はオリコンアルバムランキング17位にランクインしたことがある
・ファンの手によって『本家と合わせてみた』が即生産される
……こんな感じ(o・ω・o)
ニコニコ動画、【歌ってみた】に疎い人にはピンとこないものが多いと思いますので、私が腹話さんを好きな理由も含めて語っていきたいと思います。
どうぞお付き合いください。
▪️【歌ってみた】とは、先ず何ぞや?
完全にゼロベースの人も、もしかしたら読んでいるかもしれないので説明しておくと、
歌ってみた(うたってみた)とは、SNSや動画配信サイト上にて自ら歌ってカバーした動画のジャンル。
※Wikipediaより
ニコニコ動画発祥という訳ではないでしょうが、【歌ってみた】というタグやカテゴリーという意味ではニコニコ動画発信の一大コンテンツかも。
プロも多く排出しています。
逆にプロが【歌ってみた】をやったりすることも
幸子先生何やってんすか……。
とりあえず、プロアマ問わず著作権に触れない範囲で歌ってみちゃえるカテゴリーが【歌ってみた】です。
▪️謎の人
で、腹話さんの話。
とか言いつつ、さっそく説明が困難なのですが笑、
とにかく謎だらけの人(人?)です。
性別は、まあ男性だと思うのですが(本当にそうか?)、年齢や経歴や、プロフィール等は基本明かされておらず、とにかくファンは「腹話、一体何者なんや……?」と作品が投稿されるたびに毎回頭を捻らせます。
過去に一度、ニコニコ系のイベントでステージに立ったことがあるらしいのですが、音源や映像が残っていないので、こちらも謎です。
そんな、解説らしい解説すらままならないのがこの腹話という人物なのですが、その【歌ってみた】は、一聴すれば理解できる上手さ。
音楽の素人の私が言っても説得力に欠けると思うので、上に紹介した動画や(幸子じゃないやつ)コチラ↓の動画で先ずはサラッと聴いてみてください。
うん! 謎!笑
上手いことは解るが、『ここがこんな風に上手い!』とも言うのも難しい。
何でしょうね。音楽の専門知識を持つ人に紐解いてみてほしいです。
ただ1つ、後で語るのでここで言っておきたいのは、
『音を外さない』
ということ。
とりあえずこの言葉だけ覚えて先にお進みください。
▪️プロじゃない(たぶん)
腹話さんの【歌ってみた】を聴いてもらえれば(特に冒頭に載せてる『レッド・パージ!!!』とか)解ると思うんですけど、
「この人、素人じゃないよね?」
と思わざるを得ない歌唱技術。
まあそこも謎なので真相らしい真相は言えないですが、とりあえず私は似た声のアーティストを知りません。
特徴的な声なので、どこかで耳にすれば絶対に判るんですけど、今のところ腹話として発信しているコンテンツ以外からその声を聞いたことはありません。
(音楽関連の仕事されてるなら絶対課金するのに……)
もちろんアルバムは買いましたけどね?
もっとコンテンツに御布施させてほしい。
私の願望はさておき、腹話さん単体でCDやサブスクに出ているのは『aNOThEr__』だけなんですよね。
【歌ってみた】スタートでプロとして活躍しているアーティストが多いこの時代にですよ。
っていうとこも好きです(o・ω・o)
ストイックさ、とかよりも、「そこに何か意志が確りあるんだろうな。謎だけど」と思わせてくれるとこが好きです。
▪️本家RESPECTなとこ
腹話と言えば『原曲準拠』
【歌ってみた】カテゴリーでは、初音ミクなどのボーカロイド楽曲を歌うことが特に多いのですが、腹話さんはオリジナルに忠実であることが多いのも特徴であり、好きポイントです。
ボーカロイドGUMIが歌う『Life』という楽曲。
腹話さんが歌ったものはコチラ。
聞き比べていただくとちゃんと判るんですけど、
【音を外さない】んですよね。
遊びという意味でのアレンジこそあれ、歌い方を歌い手の歌い回しに変えるということがほとんどありません。
ほとんどです。
【歌ってみた】というオリジナルがあるものを自分らしく歌い上げるというカテゴリーにおいて、これはやや特殊です。
一般的なカラオケならアーティストを真似るということは普通だと思うのですが、腹話さんがしていることはニコニコ動画という世界の中では逆に珍しく、そして一際目立ちます。
なぜなら、
「オリジナルっぽいなら、オリジナル聴けば良い」
となるからです。
【歌ってみた】の良さとは、『歌い手のオリジナリティをボカロ曲に乗せること』なので、わざわざ本家に忠実であろうとする人は、特に近年では稀です(ニコニコ動画初期は『原曲キーでムリにでも歌う』というカルチャーがありましたが)。
そういう意味では、腹話さんは『昔ながらの【歌ってみた】を順守している』のかもしれません。
▪️【本家と合わせてみた】が唯一大量生産される歌い手
【ボカロ】と【歌ってみた】については上で語った通りですが、腹話さんの特殊点はさらにあります。
それが【本家と合わせてみた】です。
文字通りです。
【本家】と【腹話】の曲を重ねた動画を指します。
「うん、それで?」
と思われたかもしれないので、少し説明します。
原曲準拠に歌うとはいえ、人が歌えばボーカロイドのように『システムで作られたもの』とはどうしても『ズレ』が生じると思いませんか?
音程は合わせれるでしょう。抑揚も、歌い込む人ならきっと合わせるのだと思います。
では、息継ぎなどはどうでしょう。
「息継ぎ……? ボーカロイドって機械音声でしょ?」
と思った方はもう一度上の『Life』を聴いてみてください。
ボーカロイド楽曲は、よりリアリティを表現するために、『息遣い』や『呼吸音』まで入れています。
で、そんなこだわったボーカロイド楽曲と、腹話さんの声が合わさるとこうなります。
『差』を感じ取れますか?
よほど耳の良い人か、それこそ音楽関係者でなければ『粗を探せない』のではないでしょうか。
【本家と合わせてみた】の話に戻りますが、【歌ってみた】が投稿された後、【本家と合わせてみた】が投稿されることは滅多にありません。
歌い手はもちろん、ボカロP(ボーカロイド楽曲の作成者)が特定の歌い手と自分が作った曲を合わせるのこともほぼ無いと思います。
が、腹話さんの【歌ってみた】は、その動画が投稿された60分以内には、『見ず知らずの誰か』によって【本家と合わせてみた】が投稿されます。
投稿時間を比較すると、腹話さんが投稿された47分頃には【合わせてみた】が投稿されています。
はっきり言って異常です笑
これは褒め言葉なんですけど、微調整をほぼしなくても本家と合致する【歌ってみた】を投稿する腹話さんも、
その【合わせてみた】を腹話さんの投稿後あっという間に投稿してしまう、いわゆる『職人』も、どちらも異常です笑(最大級の賛辞)
この【合わせてみた】のエピソードは腹話さんの魅力として語るのは少し違うかもしれませんが、これはもはや恒例行事であり、腹話さんのアルバム『aNOThEr__』のボーナストラックでは、2曲、腹話さん自身がMixした【合わせてみた】が存在しているので、完全に腹話さん公認の遊び(パロディ)という感じです。
そういうとこも好きです(o・ω・o)
本家と合わせて聴いてみると、本家の良さと、腹話さんの良さが改めて良くわかるのですから、ファンはみんな【合わせてみた】にも期待してしまうんですよね。
もし腹話さんの【歌ってみた】や【本家と合わせてみた】に興味を持たれた方は、ニコニコ動画にて、
『謎の合わせてみたリンク__』と検索してみてください。
数年前に、腹話さんの【合わせてみた】をスムーズに聴けるようにしたいが為に、私が勝手に作ったタグが根付いてくれてるので、【本家と腹話さんの合わせてみた】がたくさん出てきます。
私が一番好きな【本家と合わせてみた】は
⇒【腹話】サーカス・モンスター_合わせてみた【本家】
です。和訳歌詞もあって本当に大好きです。たぶん私一人で1000回は再生してます。寝ても覚めても聴いてた時期もあったくらい好きです。
最後になりますが、一言。
「腹話さんが引退せず帰ってきてくれて、本当に嬉しいです。次回の更新は何年でも待つので、これからも続けてくださったら嬉しいです。また音源発売してほしいし、有料noteも書いてください。ビブラートの話も面白かったし、ブースト課金もします。ちなみにアルバムで一番好きな楽曲は『夕立』です。腹話さんは私の生き甲斐の大事な1つです」
今回のオタク語りはこんな感じです(o・ω・o)本当に取り留めないな~。
それではまた(o・ω・o)ノシ