【コラム:人間の武器は『変化に適応する』こと】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
昨日、一昨日とTEDから動画を紹介しておりますが、今回はそのまとめ的なnoteです。
進化論で有名なダーウィンは、「唯一生き残ることができるのは、変化できる者である」と言ったのだとか。
実際にはダーウィンは「進化は結果論的なもの」と考えていたそうなので、本当にこの言葉を言ってたのかは怪しいですが、それはさておき、人類の今日の繁栄があるのは「変化に適応してきたから」であることは間違いないと思います。
それは氷河期を生き抜いた哺乳類のように。
もしくは陸地に進出した魚類のように。
昨今のコロナ禍でも人類がたくましく生きているようにです。
□ビャルケ・インゲルス: 水上都市やレゴハウスをはじめとする建築の未来の形
一昨日のnoteにて、2050年までに世界中の主要都市が、地球の海面上昇に対して対策を打たなければならないと予測されている。と書きました。
主要都市だけではなく、世界中に存在する47の島国も同様に海面上昇の影響を受けます。
日本もその島国の1つです。
いずれは日本も海面上昇に対して何かしらの対策を講じる必要があります。
□ビャルケ・インゲルスという建築家
この建物を見たことがあるでしょうか?
これはバンクーバーにあるビャルケ氏がデザインしたビルです。
とてもイビツな形をしています。
それは彼が『アーティスティックなデザイナー』だから、という訳ではありません。
このビルの形にはちゃんとした理由があります。
制約1:隣接するブリッジから30メートル以上離さなければならない
制約2:近隣の公園に影を落としてはいけない
制約3:上記制約だと建物面積が狭すぎる
この厳しい制約下で充実した建築物をデザインしなければいけない時、彼はこう考えました。
「30メートル離れていればいいなら、30メートル上空なら建物を拡げられるのでは」
こうして建てられたのがこのビルです。
また、ビャルケ氏は日本企業とも関わりがあります。
トヨタとビャルケ氏率いるBjarke Ingels Group: BIGが共に進めているプロジェクトが「Woven City」です。
先ずは360人程度の人口でスタートし、将来的には、トヨタの従業員を含む2,000人以上の住民が暮らせるようになる見込み。このスマートシティから、さまざまな社会的課題の解決に向けた発明をタイムリーに生み出せる環境づくりを目指していく。
日本の新しい街作りにビャルケ氏は携わっています。
□『海面上昇』と『SDGs』に適応する街を創造する
そして、現在ビャルケ氏が携わっているプロジェクトの1つに海上都市があります。
気候変動による『海面上昇対策』と、国連の指針である『SDGs』を兼ねる新しい都市の形です。
持続可能な社会と、自給自足可能な都市という、
『新しい環境』を作ってしまうというプロジェクトになっています。
既に小規模実験として海上のユニットハウスが運用されています。
パリ・オリンピックでは選手村にこのユニットハウスが運用される予定になっています。
そしてビャルケ氏が目指すのは人口1万人の海上都市を連結させ、億単位の人が暮らせる海上都市を創ることです。
その都市は1つ1つのユニットが『生態系』のような機能を持っており、農業,牧畜業,林業,漁業など直接自然に働きかける一次産業のシステムを内蔵しています。
それはまるで夢物語のような規模の話ですが、人類はこうした夢物語を着実に実現させてきました。
環境の変化や、資源の変化、生態系や化学物質の変化に適応し、新しい未来を形作ってきました。
ビャルケ・インゲルスは語ります。
地球の表面の70%が水です。そして上昇しています。
水上の居住地を開発しない限り海に沈む運命にある島国があります。
宇宙で唯一変わらないことは、変化するということです。私達の世界は変わり続け気候は変わり続けています。
危機がどれほど深刻であろうと人類にはスーパーパワーがあります。
変化に適応する力。そして未来に形を与える力です。
それは国規模の洪水災害に対する治水公園しかり。
個人規模の恐怖心の克服しかり。
人には変わる力があります。
そのために変わる力を磨く必要があるのです。
ということで、最近TEDで非常に興味を惹かれた動画を3日間に渡って紹介してみました(o・ω・o)
内容はもちろん、みなさんプレゼンテーションが非常に面白いので興味を持った方はぜひ元の動画もご覧ください。
□ビャルケ・インゲルス: 水上都市やレゴハウスをはじめとする建築の未来の形
□コチャコーン・ヴォラコム: 沈みゆく街をどのようにして洪水と戦う街に変えたのか
□ジャ・ジャン: 100日間拒絶チャレンジで学んだこと
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