【『日本の文化』も学べちゃうアニメ『美少年探偵団』を毎週レビューしてみる⑧】
こんにちは(o・ω・o)オタクです。
毎週恒例のアニメ『美少年探偵団』のレビューです。第8話 押絵と旅する美少年その1
(蛙・ω・)<ようじょ!!
失礼しました。取り乱しました。
本編を観ている方はおわかりですが、幼女が出ましたね。
西尾維新の真骨頂。幼女です。
しかも初等部一年生なので、たぶん7歳(6歳かもしれない)。7歳ということは絞りカスになったキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと同い年(くらい)かな?
さておき。
川池 湖滝(かわいけ こだき): CV安済知佳
私立指輪学園初等部一年生。長広の婚約者
全然関係ない話(いつも通り)ですが、
栃木県、日光には、戦場ヶ原と小滝・湯滝という場所があります。
まあ、物語シリーズとの関連性はたぶんありませんけど。
『押絵と旅する美少年』の元ネタであるところの『押絵と旅する男(江戸川乱歩著)』の中に登場する押絵細工が振り袖を着た美少女であることから、コチラが川池湖滝のモチーフになっているのは間違いありませんが、押絵と旅する男の舞台は魚津(富山県)の帰り道中なので、日光、引いては戦場ヶ原は関係なさそう。
ま、ホントに蛇足として。
てことで、いつものように、本編とは無関係だけれど、ちょっとうんちくに詳しくなれる内容に入ります。
今回は本編に登場する、『押絵羽子板』について。
■押絵羽子板
『押絵羽子板』は埼玉県春日部の名産品。
押絵羽子板は、桐で出来た羽子板に押絵で装飾を施したものです。
押絵とは、厚紙に羽二重の布をかぶせ、中に綿を入れてふくらませてくるむ技術で、押絵師(職人)は、綿の入れ具合やくるむ方向、布の使い方などによって、歌舞伎役者が見えを切ったときの表情や仕草などを躍動的に描きます。
押絵羽子板の歴史は、
戦後にかけて、浅草の押絵師たちが戦禍と雑踏から逃れ、良質の桐の産地であった春日部に移り住んだことに始まります。
要は、立体的に作られた羽子板(それはもう板なのか?)です。
ちなみに、押絵羽子板の職人は元は浅草の出身。『押絵と旅する男』に登場する男は浅草出身であることから、こちらは関係がありそう。
まあ、出身地で作られた押絵を持ち歩いていた、という話ですが。
■『羽子板』のうんちく
そもそも。
羽子板は別名、胡鬼板(こぎいた)とも呼ばれ、羽子板で突く羽根を胡鬼子(こきのこ)と言い、蚊を食べる蜻蛉(とんぼ)に似せて作られていました 。
(蛙・ω・)<なぜ羽根のモチーフが蜻蛉?
というと、昔、蚊が運ぶ伝染病が人々にとって恐怖の対象だったから。
蚊を食べる蜻蛉をモチーフにしたものを縁起物として女の子に送り厄除けの意味を持たせたり、
邪気を跳ね(羽根)のけて無事に美しく成長してほしいという願い。
そして羽根の球は「無患子(むくろじ)」という大木の種で「子が患わ無い」と書くことから、無病息災の祈りが込められています。
羽子板を正月に贈るのは、新年の幸福を祈ったり、誕生したばかりの女の子が健康で、美しく育つようにとの願いを込めて羽子板を贈る祈りと願いから生まれた風習です。
■女の子には羽子板。男の子は?
男の子には『破魔矢』を贈ります。
平安時代の頃から、男の子が生まれると弓の弦を強くはじき、その音で魔を追い払う「鳴弦(めいげん)の儀」を宮中で行っていたのが起源と言われています。
今週の脇道は以上です(o・ω・o)
■今週の蛇足(o・ω・o)
蛇足という名の本編の話。
美少年探偵団のアジトである美術室に押絵羽子板が持ち込まれたのは川池 湖滝からの贈答品ということになりますが、押絵羽子板は瞳島眉美に対してなのか。
8話Cパートでは湖滝から「端女-はしため(めしつかいの女。女中)」と呼ばれた眉美。
西尾維新作品中”一二を争う性格の悪さ”、と西尾維新自身が語る眉美が、どんな対応と謎解きをするのか。
次週が楽しみですね(o・ω・o)
そんなことより、美少年探偵団がアニメ化され、川池 湖滝が動き声を放つというのは、いよいよ『戯言シリーズ』の”元祖幼女”、闇口崩子がアニメーションになるという伏線だと、カエルは期待しております。
忍野忍や八九寺真宵、斧乃木余接の御先祖様であるところの闇口崩子に早く声という名の魂を吹き込んでほしいよ(o・ω・o)はよ!
という感じで今回は終わり。
ほとんど本編の話してませんね笑
それではまた来週〜(o・ω・o)ノシ