毎日の選択が未来を変える!廃棄野菜を使用してフードロス削減
こんにちは。
先日イベントの運営で農家の方と廃棄野菜について話す機会がありました。
私たちの生活において「もったいない」という言葉を耳にする機会は多く、特に食べ物に関してはその意識が強くなりがちです。
しかし、実際には多くの食材が消費されることなく捨てられているのが現状です。今回は、特に廃棄される野菜に焦点を当て、どのようにしてフードロス削減につなげていけるかを考えて記事にしてみました。
廃棄野菜の現状
日本では、年間約600万トンもの食品が廃棄されています。その中で、食べられるのに廃棄されてしまう食品が約300万トンにものぼり、これは「食品ロス」として問題視されています。野菜に関しても、見た目に小さな傷がついている、サイズが規格外であるといった理由で流通から外れ、そのまま廃棄されることが多いのです。これらの野菜は味や栄養価に問題がないにも関わらず、市場には並ばないことがほとんどです。
廃棄野菜を使った料理でフードロス削減
廃棄予定の野菜は、家庭での料理に活用することでフードロス削減につながります。例えば、形が不揃いのニンジンやキュウリは、スープやシチュー、サラダの具材として十分に活躍してくれます。また、見た目が多少悪いトマトやパプリカも、スムージーやピューレにすれば味や見た目の問題を感じることなく楽しめます。
いくつかのおすすめレシピを挙げると、次のようなものがあります。
ミックスベジタブルスープ:余った野菜や形が不揃いな野菜をたっぷり使い、ブイヨンや味噌で味付けした栄養満点のスープ。
ラタトゥイユ:見た目を気にしない煮込み料理として、トマトやナス、ズッキーニなどの廃棄野菜がぴったり。
野菜のピクルス:傷がついているものでも、カットしてピクルス液に漬ければ、保存食としても活用できるうえ、味わいも増します。
こうした廃棄野菜を使った料理は、食卓に豊かさをもたらしつつもフードロス削減につながる点で非常に効果的です。
私たちができること買い物にこだわる
フードロス削減のためには、日常生活の中で小さな意識改革が必要です。例えば、スーパーや青果店で「見た目が不揃いな野菜」や「規格外品」を購入することも一つの方法です。最近では「わけあり商品」として販売されている野菜も増えてきており、これらを積極的に選ぶことで、無駄なく食材を使い切る意識が自然と高まります。また、オンラインでも規格外野菜のセットが販売されていることが多く、簡単に手に入れることができます。
さらに、買い物前に冷蔵庫やパントリーを確認し、すでにある野菜や他の食材と組み合わせられるものを選ぶことで、必要以上に購入してしまうことも防げます。買い物の際には「本当に必要な量だけを購入する」という意識が、家庭でのフードロスを防ぐ第一歩となるでしょう。
最後に
廃棄野菜の利用は、私たちにとって手軽に始められるフードロス削減の手段です。小さな行動でも、日々の積み重ねで大きな効果を生むことができるでしょう。日々の食事を見直し、手軽に始められるアクションから、持続可能な未来を作り出していきましょう。
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河村友紀
千葉県出身、女子大学卒業後、薬局にて栄養士として働く。
店舗運営、商品管理、販促物作成、VMD、精算管理を担当。
その後、転職、2年前からフリーランスとしてアプリ開発プロジェクト、
ECサイト立ち上げ、ブランディング、イベント企画運営、フードロス、
アップサイクルへの取り組みを行う。
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