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掃除と洗濯をするときは「三四郎のオールナイトニッポン」を聴く
習慣にしていることがある人はどれくらいいるのだろう。
習慣。言い換えるならルーティン。
そう、今巷で噂のルーティンというもの。
大学生がいつもの日常と称して、他愛もないことをしている姿が見られるモーニングルーティンやナイトルーティン。
しばしばYouTubeで見ることができる、あれ。
なぜあんなにも何も起きない映像を見てられるのか不思議だけど、意外にも見てしまう魔力がある。
たまに、inlivingとか北欧暮らしの道具店とか見てる。
まんまと相手の掌で転がされてる感は否めない。
ところで、なんであんなに無印良品の商品が出てくるのだろう。初期装備なのか。
そんなことは置いといて。
ルーティンなんて作る気もなかったし、そもそも出来る気もしない。
と、思っていたのだけど、意外にもルーティンみたいなものが自分の中に一つだけできた。
それが、土曜の朝は「三四郎のオールナイトニッポン」を聴きながら掃除と洗濯をすること。
前口上であれだけきらびやかなYouTuberのルーティンを語っていたにも関わらずこの仕打ち。今すぐブラウザバックをされても何も文句が言えない。
ただ現実はそんなもの。
あれはYouTubeの中だけに存在する幻。
諦めてください。
そもそもなんであんなにモーニングに余裕があるんだ。
朝は二度寝してシャワー浴びて、朝ごはんもままならないまま出勤すると相場で決まっているだろ。トースト焼いてる暇なんかあるわけないだろ。
戯言はこれくらいにして本題に戻ると、「三四郎のオールナイトニッポン」を聴き始めたのは今年の4月くらいだった。
前々から友達が面白いと言っていたから興味はあったのだけど、なかなかほったらかしにしていた。
ちなみに「三四郎のオールナイトニッポン」は、よくテレビに出てくる活舌が悪くていじられキャラの小宮とのんきな相田の芸人コンビがお届けするラジオ。
聞いていると芸人さんのトークが凄いのはもちろんなのだけど、リスナーとの双方向のやりとりがラジオの良いところ。
のんきな相田とリスナーを馬鹿にする小宮、さらにその二人を馬鹿にするリスナーたち。そして、のんきな相田。
個別の面白さは自分が解説するのもおこがましいので、気になったら聴いてみて欲しい。スペシャルウィーク面白かったし。
ただ、面白いのはもちろんだけど、「三四郎のオールナイトニッポン」を聴くのが習慣化した理由はそれだけではなかった。
一つ目は金曜の夜中にやっていたということ。
基本的に深夜に起きて聴かずに、次の日にradikoとかで聴くので必然的に土曜日になる。
そして、休日の朝やることと言えば掃除と洗濯。
土曜なのは、単純にめんどくさいことは先にやる派だから。
日曜とかに死ぬほど酔っぱらって帰ってきて、洗濯物が溜まっているときの絶望感といったらちょっと笑えてくるレベル。
まぁ、結局真顔で干してるんだけど。
ということで、二つ目は掃除と洗濯をしている時に聴くのにちょうどいいから。本当に絶妙な長さ。
基本的に自分は「ながら作業」が好きで、何をやるにしても何かをしながらやってしまう。
ゲームをしながらYouTubeを見るし、テレビを見ながら本も読む。
案の定、どっちも頭に入ってこない。
でも、なんか一つのことだけやってると勿体ない気持ちがしてしまう。
時間を持て余してる気がしてしまう。
だから、二つのことをいっぺんにやるとあんまり身が入らないのだけど、掃除や洗濯なんてものは基本的に無心でやるもの。
少なくとも自分はそう思っている。
感情は無。ロボットさながら。
そんな時に、手を使わずに目を使わずに土曜の朝に新鮮な気持ちで聴ける「三四郎のオールナイトニッポン」がこれまた綺麗にはまった。
テトリスの長い棒で4層ぐらい消滅するレベルで自分の中にはまった。
こんなことで人生で一度二度あるかないかの「綺麗に自分にはまる」を使いたくなかったな。もっと格好いいシチュエーションなかったのかな。
ただ、言い換えれば自分の中でこのルーティンをやろうと決めたわけではなかったということ。自然とそういう流れになっていた。
となると、やっぱり習慣は自然の行動から作られるものなのかなぁと思う。
無理矢理しても体に自然に染みついていかない。
そういうわけで。
憧れでYouTubeでよく見るルーティンを真似ると痛い目を見る。
まとめると、多分そういうやつは自分含めてYouTuberは向いてない。以上。