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世界の終わりに日常を 日々風呂日記#33

写真を撮って載せ始めてしばらく経つ

なんだかどこかでみたような手法かもしれないし
なぜぼくがその形式を取ることにしたのかなんて
知りたい人なんていないだろう

でも今日はそんな話をしたい

日々の日常の隙間で写真を撮り続けること。

世界の終わり

世界の終わりなんて本当にくるだろうか
その終わりが来た時にはどうしたって
僕らには何もできないだろうか

偉い人の予言は
いつまで経っても世界の終わりを連れて来ないし

でも少し考えてみる

ぼくらは不可逆な時間の上で生きているのだから
間違いなく「1秒前の世界」は終わっていて
今「一秒後の世界」にいるぼくらは
もう二度と前の世界には戻れない

それは大きな、本当の意味で世界が終わる瞬間と
何が違うんだろうか

希求

そんな大きな世界の終わりに
今の退屈な日常がいつか繋がってくれることを
ただ待っている訳にはいかない

この一秒一秒をきちんと生きて

そうして最後に本当に世界の終わりが来た時
きちんと満足して終わりたい

でももちろん毎秒残したいと思える世界なんて
この平凡な日々にそうはない

でもだからこそきちんと目を見開いて
それを探して
それを見逃さないようにしたいと思った

これで世界が終わってもいいかもと思えるくらいの衝動を見つけたい

そのために日々探すために写真を撮って
世界に目を見開いていよう

そう決めたから写真を撮ることにした

断絶

でもぼくはもうすでに
一つの世界の終わりを知っている

それはぼくにとって建築だった

建築の凄さや面白さ
美しさを知ってしまった

それを知ってしまったぼくは
もう建築を辞めることは多分できない

それは
ぼくにとって
それまでの世界にはもう戻れないことであって

間違いなく世界の終わりだった

連続

世界の終わりがという断絶が
ぼくらの日常にあるということ

それは
ぼくらの日常が
ぼくのこれまでの世界を終わらせてくれるような
そんな世界の終わりに連続しているということ

あるいは
そんな世界の終わりにどうか出会えますようにと
ただただ今日も前に転がるしかない

今日ののぼせ具合

今日ののぼせ具合は70%

こうして文章を考えていることも
その一瞬の戻らない気持ちと文が繋がる瞬間に目を見開くためだ

日々世界の美しさに目を見開きながら
その世界が終わることを祈って

それでは、おやすみなさい

太陽にカメラを向けたら隕石でも降ってきたかのような写真になった

本当に世界が終わる瞬間がもしくるのなら
これくらい穏やかに終わってくれたらと思った

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