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わらさだくりや@童貞エッセイ
2020年11月4日 23:56
今、大学の授業で「連句」を作っている。連句という言葉に聞き馴染みのない人がほとんどであると思うが、例えば「挙句の果てに」や「花を持たせる」なんかは連句由来の慣用表現であるそうで、意外なところで連句は日常に溶け込んでいる。連句というのは、まあ大体俳句と似たようなものであるが、「連なる」という字があるように、句を複数人で詠み合うのである。五七五(長句)を詠んだら、次の人が七七(
2020年11月5日 23:56
前回に続き今回も、自分で作った童貞連句を眺めてみようと思う。童貞連句初回はこれ。発句(最初の句)はこんな感じ。夏浅し午前八時に巻くひげか 初夏 場この句で何を心がけたか、などについては、前回の記事を参照していただくとして、早速、次の句に行こう。 水打つ人の濡らすつま先 三夏 他これは偶数の句(十二律ではニ・四・六・八・十・十二)なので、短句(七七)で詠んだ。短句
2020年11月7日 21:05
今までの童貞連句は、まとめてこちらに。前回までの句はこんな感じ。夏浅し午前八時に巻くひげか 初夏 場 水打つ人の濡らすつま先 三夏 他跳ね油勢い付いた音聞きて 雑 自 名残茄子から垂れるめんつゆ 仲秋 場友集い白川夜船二日月 仲秋 自他ちょっとずつ増えて来ましたね!それでは、第六句、参りましょう。 熟れぬオリーブ男塩漬け 晩秋 他実は
2020年11月9日 21:40
童貞連句も第五回目となりました。これまでの句はこちら。長らくお付き合い頂き、ありがとうございます。あともう一回くらいで、十二句全部挙がるかなと思います。今までの句はこんな感じ。夏浅し午前八時に巻くひげか 初夏 場 水打つ人の濡らすつま先 三夏 他跳ね油勢い付いた音聞きて 雑 自 名残茄子から垂れるめんつゆ 仲秋 場友集い白川夜船二日月