【work】ある企業に当てはめたキャズム理論の話。

結論：イノベーター（2.5%）とアーリーアダプター(13.5%)を合わせた16%の普及率をいかに早急に確保できるかがT2D3を実現するためのポイント。

「キャズム理論」とは？？
導入期で成功した製品が、成長期において様々な制約条件に負けて溝(キャズム)に落ちで消えていくという現象を捉え、キャズムを乗り越えるためのマーケティングアプローチを示した理論。

４つのタイプの特徴（ラガードは除く）

イノベーター：
・商品の目新しさを重視する特徴があり、ユーザーの価値観に見合えば導入の可能性が高い。

アーリーアダプター：
・イノベーターの新製品に対してのアンテナは劣るものの、常にアンテナを張り、これから流行りそうなトレンドに注目している為、インフルエンサー的存在になることも多い。

アーリーマジョリティー
・アンテナは張っているものの、新製品の導入に対しては慎重派。アーリーアダプターでの成功事例を増やすことが、アーリーマジョリティへでの成功に繋がる。

レイトマジョリティー
・商品の目新しさには重点をいない。市場での普及率が高まり安全と認識してから製品採用に進めることが多いとされる。

つまづきやすいポイント（イノベーター〜アーリーマジョリティー）

イノベーター：
・新しいテクノロジーなどに興味は強いものの、全員がテクノロジーに精通しているわけではないため、導入時には使い方からしっかりレクチャーをすること。

アーリーアダプター：
・アーリアダプターの要望に対して、現時点で必要または必要ではない等を区別すること。（御用聞きになってはいけない）

アーリーマジョリティー：
・最新技術を売りにするのではなく、あくまで「業界標準」という認識で提案すること。

イノベーター・アーリーアダプターへの打ち手とは？

イノベーター：
・製品の新鮮さや斬新さが分かるようなテクノロジー部分を提示し興味を惹きつけること。

アーリーアダプター：
・流行には敏感な為、イノベーターを巻き込み（事例化）製品の将来性や世界観（ミッション・バリュー）に共感をしてもらうこと。

キャズム Ver.2 増補改訂版 新商品をブレイクさせる「超」マーケティング理論