極私的日記 映画『華麗なるギャツビー』
誰もが名前が聞いたことのある グレートギャッツビー。
近年では村上春樹が翻訳したことで話題にもなった。この映画については、きらびやかな1920年代がどうたらとか、男の執念だとかいろいろ言われるが、
ネタバレ覚悟で一行要約すると
結局、どんな桁違いの運、才能、商才があったところで、エスタブリッシュメント、上級国民という岩盤から見ればただのチリ屑だ、
っていう空しいお話しになる。
どんなに稼ごうが、運命に恵まれようが、有名になろうが、努力しようがしょせんは、中下流国民。
エスタブリッシュメント、上級国民がやればどんないかがわしいことでも問題ないとされる事でも、出自がよろしくなければ、同じことをやっても叩かれる、濡れ衣を着せられる。今も昔も変わらない。
話自体は救いがないのだが、やっぱりCGで作った映像は美しく偉大なる仕上がり。
当時の音楽ではない現代の音楽が背景音として使われているのも、今風に面白くなっており良い演出だと思う。
なんといってもハマリ役はディカプリオ。
ギャッビー演じられるのはディカプリオ以外考えなれないな
原作でも印象的な主人公が初めてギャッツに会うシーン、完璧だ。
残念だったのがデイジー。美しさが少し足りない。もっと人間(男二人)を狂わせるぐらいの、絶世の魔女なら説得力があるのだが。。
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