極私的日記 -明日への熱情と黄昏の純情-Twilog #ファッション #まち
街の風景-文化の拠点とは
池袋の東急ハンズにしろ、大宮のロフトにしろ文化の発信店が閉鎖されるのは、なんとも虚無感。再開発で渋谷は変わったが「洗練」はされたものの、例えばヒカリエが何か渋谷的な文化な発信とは何か違う気がする。
東京日本橋の再開発もそう。お洒落なこじゃれた店が増えてもどこかで見た風景が増えただけだ。昔の渋谷パルコなんかも文化発信の場であったし。近年はなんか「らしさ」が消失したノッペラボウーな、街づくりが進んでいる気がする。
とは言え自分は再開発ハンタイ信者じゃないし、昔が良かったというつもりはない。むしろバリバリ再開発して、人の混雑や無駄な動線をなくしてほしい。
首都高の混雑はここ30年でだいぶマシになった。まだ環状道路、東京外かく環状道路 の世田谷区間や 高速埼玉新都心線の東北自動車道への延伸などミッシングリングは残っている。課題は多い。
ただ街の持つ文化的役割ってオワコンなんだろうかという疑問というか、葛藤。
文化的役割がネット空間に移ってしまったので街は「リアル店舗」ではなくむしろフェイク空間としてネットの補完になってしまったのだろうか。
街に出る、タムロする、良からぬ人とすれ違う、デザイナーの新しいショーウィンドウを愛でる、世代や価値の違うファッションがごった返す。----でも居場所、匿名の居場所がある。
そう、新しい場所にはお洒落で開放感のあるカフェはあるが、なんか密会、偶然のランデブーができないさらけ出し感。
ラインでやり取りして直接、個室なりホテルなり個々人の点としてのロケーションが終着点という、街の立体感が無い。街の二次元化というべきか逆にたんなる立体地図化というべきか。
その意味で近年のハロウィンムーブメントに期待していたのだが、いろんな意味で潰されちゃったね。。でも文化って行き過ぎと規制の繰り返しだぜ。
そういえばショーウィンドウも最近はデジタルサイネージをペタッと貼るだけの配信になっているのも多い。大道具さんのような設置する人やデコレーション、オーナメントを製作する人もジリ貧だろう。