【前編】勉強のモチベーションを復活させる方法。
1.はじめに
早速ですが、みなさんはこんな悩みを抱えていませんか??
これに一つでも該当する方はぜひこの記事を読んでください。
この記事を読み実践することで👇の状態に少し近付けると思います!
今回の内容は、かなり長くなってしまうので、【前編】と【後編】に分けることにしました。テーマは以下の通りです。
短期的にモチベーションを上げる方法ではなく、長期的に持続する本質的な方法をご紹介するのでぜひ最後まで見ていってください!
2.やる気のメカニズム
突然ですが…
ちょっと時間をおいて、考えてみてください。
もっと身近な例でいうと、運動会の50メートル競走はどうでしょうか。
何のために本気で走りますか?
他の走者よりも早くゴールするためですよね。
『ゴールテープを1番に切る』という目標があるから本気で走る。
(もっと言うと一番にゴールすることで他の人から褒められたり、認められたり、気持ちよいから本気で走る。)
このように、人は何かの目標に向かっている時にモチベーションが生じるんです。
では反対に「もし、何も目標がなかったら」どうなるでしょうか。
これは極端すぎる例ですが…
こんなことを言われたら、今みたいに頑張って勉強できますか?
全てくじ運で決まってしまうなら、努力して学力をつける必要もなくなります。
そうなったら勉強に対してあまりモチベーションは湧かなくなるのではないでしょうか。
人は、目標(理想)がないときにモチベーションは生まれないんです。
<参考記事>
モチベーション創造メソッドとは?――「やる気」のセルフコントロール
だからこそ、モチベーションを上げるためには、目標を明確かつ適切に設定することが大切になってきます。
ちょうど今「全然勉強のやる気がでない…。」と思って、この記事を見ている人は、今達成したい目標が明確になっていますか?
ちなみに、古代ギリシャを代表する哲学者のひとりであるアリストテレスも目標についてこのような言葉を残しています。
3.効果的な目標設定とは?
さて、ここまで目標設定の大切さを解説してきましたが、ここまで見てくださった方の中には、
と思った方もいるのではないでしょうか。
ただ勉強における目標設定には3段階のレベルがあると考えています。
順に解説していきますね。
■ レベル⒈ <長期目標のみ>
まず一つ目のレベルが、「長期目標しか持っていない人」です。
例えば「〇〇高校/大学に合格する!」といった人ですね!
レベル1に当てはまる人も多いのかな?と思うのですが、これはあまり効果的な目標設定とはいえません。
理由を説明していきます。
このイメージ図では、現状と志望校合格というゴールの間には漠然とした道のり(長期目標)があるだけで、
入試時期までに、“いつまでに何をやるか”という具体的な目標(短期目標)が無いことが分かります。
私たちは具体的な目標がないことにより、「自分がどこに向かうべきか・何をやるべきか」が明確では無くなってしまいます。
それにより漠然とストレスを感じたり、
「なぜかモチベーションが湧かない…。やる気が出ない…。」という状況に陥ってしまいます。
■ レベル2. <長期目標+短期目標>
2つ目のレベルが「長期目標から逆算して、短期目標を立てている人」です。
②の人は『志望校に合格するには何が必要か』を志望校に必要な学力と、現状とのギャップから測り、短期目標を立てています。
このような
「大きな目標から逆算して小さな目標を立てられている人(計画管理が上手い人)は受験で成功しやすい」というのはイメージがつくのではないでしょうか。
それはなぜかというと…以下のような理由があります。
ただ、このやり方だと自分で目標を立てながら、進捗管理をしていく必要がありますね。
そして完璧に目標設定できる人はほとんどいないので、状況に応じて目標を設定し直したりしなくてはいけません。
数年間もきちんと目標管理をするとなると、計画を立てる力や強靭な精神力が必要になってくるでしょう。
なんてことは経験したことがあるかもしれません。
そうならないためにも、相談できる友人がいるなら一緒に目標管理をしてみたり、いない場合には目標管理をしてくれるサポートに頼ってみるのも効果的だと思います。
■ レベル3<長期目標+短期目標+?>
最後のレベル3の段階は
「長期目標から逆算して短期目標を立てている+第3の動機が鮮明な人」です。
これだけ聞くと、「いやいや第三の動機付けってなんやねん。」ってツッコみたくなりますよね。
分かりやすく説明していきます。
ちょっと抽象的でややこしくなってきましたね。
〇 第3の動機の具体例
具体的な例を挙げるとこんな感じです👇
自分も少なからず持っているな…と感じると思います。
では、これを受験に置き換えてみるとどうでしょうか。
「志望校に合格すること」が第3の動機ではなく、
こういった、
志望校に合格することで、「自分は〇〇になれる!〇〇を感じられる!」
というのが第3の動機であり、人が持つ根本の願望なんです。
こういった「合格することで自分は〇〇になりたい!」という根本にある願望に気付き、より鮮明にしていくと人は自然とモチベーションが湧いてきます。
これは科学的に証明されています。
(参考:モチベーション3.0: 持続する「やる気!」をいかに引き出すか)
4.前編の最後に
さて、みなさんはレベル1~レベル3のどこに当てはまりますか?
今レベル1だなあと思う人は、少しずつステップアップしていけるように、目標や自分の将来について考える時間を取れるとよいかもしれません。
そしてこれは余談ですが…
あなたは過去に、塾や学校でこんな感じのことを言われたことがないですか?
僕も受験生の時に散々言われたし、その言葉を鵜呑みにして将来のことなど全く考えずに目の前の受験生活をがむしゃらに過ごしていました。
でもふと、
『今何のために勉強しているんだろう…』『これって将来のためになっているのかな…』と漠然とした疑問を感じてしまったりして、やる気がなくなったりすることが何回もありました。
言っていることは完全に間違いではありません。事実、勉強時間を増やすためにはとにかく受験に没頭することが大切です。
ただこれまで説明してきた通り、がむしゃらに頑張る前に「むしろ将来のことを考えた方が効果的」なんです。
それが頑張るエンジンとなり、パワーになります。
「将来のことを考えるから、勉強できない」のではなくて、
「将来のことを考えないからモチベーションが湧かず勉強に没頭できない」のかもしれませんね…!
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さて、ここまで読んでいただきありがとうございました。
【後編】では「モチベーションを爆上げする具体的な方法」についてお話したいと思います!
もし【前編】を読んで、何か気付きや参考にになった箇所がありましたら、引用RT / コメントで感想シェアしてくれたらとても嬉しいです。
また『こんな記事書いて欲しいな…』とかのリクエストもDMでどしどし受け付けています!
それではまた🙌
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