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50代 友だちを考える

地元を離れて10年が経とうとしている
こちらに来た当初は夫以外知る人もおらず、解放感しかなかった(いい意味で)
人の目を気にして生きてきた私には天国だった

40代後半、こちらで働き始めて同じ年代の方々と知り合い仲良くなり食事に何回か行ったりもした
でも退職してから連絡をとることもなくなり今なにをしているのかさえ分からない(相手もそう思っているはず)

あの濃い時間はなんだったんだろうと時々思い出す
お互いの生活や家族の話、これまでのことやなんでもない話しを話した濃い時間

思い出すと懐かしくて少し寂しくなるのよ
でも仕方ないよね
時間は流れてる

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元々友だちは少ない
引っ越しや離職で会えなくなってもよっぽどのことがない限り私からは連絡しない

そんな私にも地元に親友と呼べる友がいる
この二人には毎年帰省した際に必ず会うのだ
こちらからLINEしたり電話もする
外国へ嫁いだ別の親友もいる

特に頻繁に連絡がなくても気にならない

結局人数なんて関係ない
私が信頼できる人がいて、きっと相手も同じように私を思ってくれて
例えなかなか会えなくてたまに思い出すくらいでも

つまるところ人だな…といつもそこに落ち着く

なんだ、私には十分友だちがいるじゃないか
…と書いていて嬉しくなって珈琲がさらに美味しい気がしてきた

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