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本紹介『教師崩壊』
くつばこのうたです。そろそろ、ネタが少なくなってきたので、夏休みに読んだ本についてくつばこに関連させながら紹介していこうと思います。
☆紹介する本は?
今回紹介する本は妹尾昌俊さんの『教師崩壊』という本です。実はうたは高校生の時に、学校の先生っていう職業もなってみたいなって思い、東京学芸大学の受験を考えたことがありました。紆余曲折あって、東京学芸大学ではない大学に行くことになりましたが、今でも少しは興味があったこともあり、夏休みになって時間がとれるようになったので読んでみました。
☆ざっくりと本紹介
この本は題名からもわかる通り、学校の先生が危機的状況を迎えていて
1 先生が足りない
2 先生の質が足りない
3 先生の命が失われる
4 学びをしない先生
5 信頼されない先生
の5つに大きく分けて述べている本です。最後に、これらに対する妹尾さんの解決策についてまとめられています。
☆先生が足りない原因は?
先生が足りない大きな理由の一つは採用数がふえていることがあるそうです。その原因は本にも色々書かれていますが、一つには特別支援学校の生徒数の増加が挙げられています。特別支援学校は一般の学校に比べて先生1人あたりの担当している先生が少ないので、子供の人数の減りに比べて先生の減少が緩やかにせざるを得ないそうです。また、一般の学校でも、ADHDの傾向があるような生徒が増えていて、補助の先生や職員が必要になることもあるそうです。
☆特別支援学校でも質が足りない?
この本では先生になる人の偏差値が低下してるとか、先生になってほしいような人が民間企業に流れてしまっているみたいな話でした。この話とは少しずれますけど、特別支援学校で問題になってるのは、「普通校と同じように5年とかで異動になると、専門性がちょうど身について来た頃に普通校に戻ってしまう」みたいな問題があるらしいです。一部の県は特別支援学校の先生は異動の周期を長くしたりしてるらしいですけどね。もちろん、普通校に通う軽度な障害をもった生徒もいるので、特別支援学校での経験がその時には役立つとは思いますけど…
障害とかが関係しそうな話はこれくらいでした。他の部分も、今の学校の先生の現状がデータとともにわかる本なので、ぜひ読んでみて下さい。では、また~!